公開日 2016年3月28日 最終更新日 2021年6月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の事は大まか
には 把握していたという自負が相談者にはあります
目次
夫という特定ではなく男という大雑把なくくりでの疑問がある
しかし、現実には大きく夫をわかっていなかったという落胆が出ますので、
ギャップを埋めるために
- 『男の人の気持ちが知りたい』
- 『浮気する男は何を考えるのか』
- 『男はなぜ不倫をするのか』
という質問に変換するのです
つまり、夫という特定の人物ではなく、男という非常に大雑把なくくりでの疑問
に変えています
父親兄子供までひっくるめて浮気をするという前提ではおかしい
しかし、そう考えてしまうと自分の父親、兄、ひいては子供までひっくるめて
浮気をするという前提で考えている事になります
相談者は、それに気付いていないのです
あくまでも、
‘夫のような男‘
というくくりで聞いているはずですが、現実は全ての男という聞き方になって
いるのです
自分のダンナの不倫に絞って考える
それでは、自分の敵を大きくするだけで、今起こっているのは世の中の男の
一般論ではなく
‘自分のダンナの不倫’
それだけです
それを一般論的に
『男の人はよくわからない、どうしよう』
と言うのなら、なぜよくわからない夫と結婚したのかという、そもそも論に
なるのです
そういう時はどう考えるべきか
夫のダメな行動を正しているとだけ考える
それは
‘夫のダメな行動を正している’
とだけ考えるのです
男はなぜ不倫するのかと考えている妻は、不倫相手の女も女ですが、その同性
の女は説明がつくのかと言えば
『そうですよね、考えていませんでした』
という反応です
不倫が夫一人ではできないのは考えてみると当然の事ですが、不倫相手の女は
ノーマークという証拠です
つまり、自分は世の中の事をわかっているようでわかっていないという自覚が
必要です
カウンセリングでは、そういう相談者が自分の思考では気が付かない事を数多く
説明します
成長を止めていた自分にはいつか起こった事
その中で、
『私は夫の不倫をどうにかしたいだけではダメ、自分が成長しなければ』
という感覚が出てきます
その感覚こそが一生役に立つ事でかつ、一番必要な事と思うのです
『夫の不倫は確かに嫌な事だけど、成長を止めていた自分にはいつか起こった事』
と、自分の中で冷静に分析しだします
それがどれくらいできるかどうかは、正直個人差があります
人生でこんなにも自分を見つめ直せる機会はない
夫の不倫が終わったとしても、それでまたせっかく成長した自分を止めてしまう
人もいます
そうではなくて、
『人生でこんなにも自分を見つめ直せる機会はない、ありがとうと言いたいくらい』
と思える人は、それこそ上限なく成長をしていくのです
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