公開日 2016年4月18日 最終更新日 2021年6月1日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の中には、
夫の不倫を自分の両親や夫の両親に相談する方も少なくありません
親に相談している方は、それだけ親子の関係が親密である証拠でもありますが、
逆に言えば人生で一番と言っていいほど困っている事を、親に荷物を持って
もらっているという裏返しでもあります
目次
親子の関係は周りは何も言う筋合いの話ではない
その相談者の親子の関係は固有のものですから、周りは何も言う筋合いの話
ではありません
しかし、その親に話をした事で少しは軽くなった自分の気持ちをそのままに
してはいけないのは事実です
親御さんは娘の人生の大きな苦悩を知った親は、何よりも必死に助けようと
します
自分の決めた夫婦に周りの人の意思決定を入れてはいけない
その親御さんの気持ちを考えればこそ、
‘私は絶対に強くならなければいけない‘
という決意が必要なのです
仮に親に話を聞いてもらえたとしても、そこにただ力をもらって状況を打開
するのではなく、
- 『最終的に判断するのは自分でなければいけない』
- 『自分の決めた夫婦に親を含め、周りの人の意思決定を入れてはいけない』
という判断力や決断力を養う意識が絶対に必要です
親御さんからもらった言葉や勇気を、自分がただ自分の力に変えずに使うの
では、今後の人生でいつまでもそのパターンを繰り返します
夫の不倫を妻である自分がどうするかだけ
それでは意味がありませんし、いつまでもそれができるわけでもないのです
‘夫の不倫を妻である自分がどうするか‘
は、判断や決断が大きなカギになってきます それは、まさしく妻だからこそ、
妻でしかできない事をやる時なのです
夫婦になった時点で、両者には権利と義務が発生するわけですが、それを行使
するのはその人の考えです
『どうしよう、どうしよう、私は何もできないわ』
という人もいるはずです
夫の愚行には目をつぶるわけにはかない私は妻だから
しかし、それも自分の実力ですから、できない事で起こる現実を受け入れる
しかないわけです
逆に、
『夫の愚行には目をつぶるわけにはかない、なぜなら私が妻だから』
という人は、自分で突き進んだ結果に後悔なんてしません
むしろ、すがすがしい思いで
『その時できる事は全てやった、もちろんこれからも同じ』
という、自分に期待を持つのです
自分の納得がなければ自分の人生ではない
そういう、人生の中で出された宿題を、どう解くのか、どう答えを出すのかは
その人の生き方としか言いようがありません
私の相談者は、もちろん
‘自分の納得がなければ自分の人生ではない‘
という思いで、日々起こる様々な困難に背を向けたくなる思いをしまい込んで
正面からぶつかっているうちに
『これからの人生も何もないはずない、何かなければつまらない』
くらいのチャレンジャーになっているのです
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