公開日 2016年6月12日 最終更新日 2021年3月9日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の悩みは私の悩みという
気持ちでお話しを聞くわけですが、その相談者との気持ちの共有というのはまず最初は相談者
の心情の吐露から始まります
『苦しくて苦しくて本当に辛いです』
『もう死ぬ方が楽になるんじゃないかと思いました』
『何も考えられなくて、どんどん弱ってしまって』
『夫には何も届かないという気持ちです』
など、何をやっても無駄という気持ちで話をします
その言葉には、本当に天涯孤独になってしまったのではという心理が出ているのです
そういう相談者の気持ちを考えてアドバイスをするわけですが、次は私の心理を吐露する事に
なるのです
私のアドバイスは相談者 の人間性を見ての言葉です
そもそも私のような見ず知らずの者に自分の苦しくてたまらない気持ちを出す人は真面目で
実直に生きてきています
そういう人が苦しんでいる時に渡す言葉には
‘あなたは絶対に悪い方にはいかない’
という気持ちを込めて言うのです
真面目に生きて来た方がバカを見るなんておかしいわけです
それを弱ってしまって
『私は幸せにはなれない運命なんだ』
くらいに自分をおとしめてしまっているのです
そのネガティブで負の感情を取り払うには、自分以外の人間に客観的に自分を見てもらう
のです
そう考えて、私から見る相談者の人物像をお話しするのです
『ご両親にしっかりと育てられた人生ですから、あなたが真面目に考える習性があるのです
だからこそ、この問題で悩むのは当然ですよ』
『この問題はあなたが起こしたわけではなく、夫と不倫ブス女が起こしている事ですから、
自分を責めるのはやめるのです』
という、相談者の人格を尊重する話をするわけです
私から見える相談者は本当にいわれのない罪をかぶされていたり、馬鹿な夫に人格否定を
されているわけです
そう見える中で、すべきは
`第三者から見える本当の相談者の姿‘
を言ってあげる事が大事なのです
そこに、久しく自分を否定しかしてこなかった相談者に、
『私をわかってくれる人がいる』
という希望を持ってもらう事がカウンセリングの大きな大きな意味なのです
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