公開日 2016年6月2日 最終更新日 2021年3月10日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私のカウンセリングを受けに
来られる方はある共通点があります
それは、
『イヤなものはイヤ、我慢できない』
『このまま夫の不倫に黙ってはいない』
『夫にこのまなめられたくない』
という反骨精神があるという事です
つまり、夫と敵対するのは仕方がないという思いをどこかで持っているのです
もちろん、夫婦仲良く過ごせるのが一番いいと思っていますが、それを阻害する要因
である夫の不倫は絶対に許せないという気持ちが勝つ方です
その気持ちが夫の不倫が発覚して最初から強くあるとは限らないのですが、時間が
経過するとともに、夫の不倫がひどくなり、これはもうだめだという気持ちが出ると
それまで押し込めていた不満や怒りが爆発するのです
しかし、その感情を肯定してくれる人や場所がないので、一生懸命ネットで探します
そこに私のブログに
‘不倫ブス女を叩け‘
‘愛され妻をやっても全然ダメ‘
‘自分が納得しなければどうする‘
‘自分の行動が全てをいい方向に向ける‘
‘夫の逆ギレなんて大したことはない‘
‘不倫ブス女のコンプレックスを見ぬけ‘
‘慰謝料請求は当然‘
などと書いてあるのを見て、
『これが私と思っている事』
『ここに私のやりたい事が書いてある』
と思って連絡をされるのです
そこには、
『私は私のプライドがある』
『私がイヤなものはそのままにしない』
『私のこの苦しみを我慢しても意味がない』
という夫婦とか夫がどうなるかではなく、自分が自分でなくなっている事の理不尽を
非常に敏感に感じているのです
その相談者の気持ちは、時間をそれほどかけないで行動に出てきます
夫の逆ギレとか、夫の強い態度を最初は恐れていても、カウンセリングでアドバイスを
受けているうちに
『夫は大した事はない』
『夫には負けたくない』
『夫をぎゃふんと言わせたい』
というフツフツとした思いが強くなって隠しきれないほどのアドレナリンが出てきます
また、相談者の交流を重ねていると、自分と同じ考えの方が集まりますので、さらにその
気持ちが強くなっていくのです
『自分は苦しむために結婚したわけではない』
『こんな事で泣いていては親にも子供にも申し訳ない』
という自分がお互いに出てくるのです
そこから、自分でも信じられないくらいのパワーが出てきて
『これが私のやりたかった事』
『夫は関係なく私の生き方を通す』
事に自分の可能性や喜びを心から感じるのです
そして、自分の言葉や行動にもそれまでとは比べようもないくらい責任や自信が出てくる
のです
私の相談者が、かつての悔し涙に明け暮れていた自分から、夫の話題なんて何も出ない程
自分の時間を生きている事をお互いに確認して、
『夫や不倫ブス女に人として勝った、あとは自分の成長を止めたくない、それだけ』
という気持ちになるのです
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