公開日 2016年7月4日 最終更新日 2021年3月9日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が考えているのは夫との
関係性の改善です
しかし、その中では夫と平等の関係を思い描いているわけではなく、
『自分も努力するから夫に許してもらいたい』
というイメージです
『そういう夫婦を目標にしてどうするの？』
『浮気されて自分が頭を下げるなんてプライドはないの？』
というのが世の中の見方ですが、当事者である相談者にとっては目の前に起こっている事を、
どうにか鎮めたいという一心ですから、どうしても弱気のままです
その理不尽な思いをどうすれば修正できるのか
それは、
‘夫婦の関係を壊す意識‘
を持つ事です
壊すというと、どうしても怖い、不安、これからどうするのという思いになります
しかし、例えるならば安心していた家がある日突然地震で壊れて、基礎がしっかりとしていない
ままの家に、見た目の補修だけで安心できるかというようなものです
これから何十年も住む家に、ずっと不安を感じたままで住める人はいません
その状況を続けているのをただ我慢してもう一度地震で倒壊した時には後悔なんてものでは
ないわけです
地震が来るまではよく持ってくれたと思って、その家の基礎を作り直す方がよほど今後の人生
に安心をもたらすのです
夫婦も同じで、何か自分が第三者に聞かなければどうしようもない状況で、マイナーチェンジ
でどうにかできないかという考えを捨てるのです
家と同じように夫婦は毎日の生活で非常に密接な事ですから、何かあれば全力で取り組むべき
関係です
夫と妻の関係が、対等な関係から上下関係になっている実態に、
『ごめんなさい、私が悪かった』
『私が何かできる事はすべてやるから戻ってきて』
という態度をさらに出そうとする愚かさをやめるのです
夫と不倫ブス女は社会的背信行為をしている事は理解できるはずですが、それを長年で
染みついた上下関係や、ナアナアな関係で楽をしているわけです
それを死ぬまで続けれるはずもなく、それほど時間がかからないうちに不倫ブス女がさらに調子
に乗ってきて別居をさせたり、妊娠をしたり妻への執念をいろいろな形で出してくるのはわかり
きった事です
時間が解決しない、他人が解決しない、自然に解決できないという思いを持った人が状況を好転
させているのです
それを私の数多くの相談者が証明しています 最初は弱かった自分を、本当に強くなってくると
『他人は誰も助けてくれませんから』
『自分の夫婦の事ですから、絶対に後悔したくないです』
という思いを持つのです
その姿を、相談者の親御さんやお子さんがしっかり見ているわけです
そして、かつて泣き崩れた娘や母親でしかなかった相談者が、
『自分の納得するまで頑張って、見守るから』
と言ってくれるほど変わるのです
夫は人としてバカな方に変貌し、妻は人としてあるべき姿に変貌するのです
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