情けない不倫夫からの〔安い愛情〕を欲している自分を惨めに思うべき

アホな夫の愛情では意味がない

公開日 2016年7月30日 最終更新日 2021年5月23日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫に対してどういう
考えで妻を続ければいいか、という漠然とした思いが出てくるのは誰しも同じです

 

その中でどういう考えでいるのかと言えば

 

‘夫にとっての自分‘

 

です

 

夫に気に入られる事が基準で自分の事は後回しにしている

 

 

つまり、夫に気に入られる事が基準ですから、何をしても自分の事は後回しです

 

しかも、それを子供にも同調させているケースも少なくないのです

 

  • 『パパが怒るからいい子にしていてよ』
  • 『パパは疲れているからね、ちゃんとテレビも見せてあげて』
  • 『お風呂もパパが先に入るからね』

 

など、信じられないくらい夫優先の家族を作ろうとします

 

その母親に子供は違和感を感じますが、必死な姿にその思いを押し込めています

 

機嫌悪い不倫夫を見てまだ優しさが足りないという勘違い

 

 

そして、夫はと言えばそういう自分を腫れ物に触るような態度で接っする妻に

 

  • 『そういうのが嫌なんだよ』
  • 『気持ち悪いんだよ』
  • 『どうでもいい、そんな事しなくていい』

 

とつけ離す態度を取ります

 

その夫を見て、

 

『これじゃないんだ』

 

とは思わず

 

『まだ優しさが足りないんだ』

 

と思ってしまうのです

 

愛され妻をやって失敗した体験談を聞いて間違いに気付く

 

 

なぜなら、自分を後回しにしているのですから、そう考えてしまうのです

 

しかし、その状態で夫がさらに冷たい態度を取り始めると、さすがに

 

『これでいいのかわからなくなってきた』

 

と思い始め、またネットサーフィンで同じような状況の人の話を探します

 

すると、いわゆる

 

‘愛され妻をやって失敗した‘

 

という体験談を読んで

 

『やっぱり私は間違っていたんだ』

 

と思うのです

 

自分の怒りや憎しみといった感情を行動に変える

 

 

もちろん、夫に優しくしている事が100%間違っていたわけではありませんが、
ただただ自分を後回しにして、夫を常に最優先にしている考えは間違いです

 

とにかく、夫の不倫に対して自分の神経をすり減らす事で回避できないかという思考を
変える必要があります

 

もっと、自分の怒りや憎しみといった感情を行動に変える方に向けるのです

 

自分にとっての自分‘

 

にするという事です

 

そこで一番のポイントは夫婦の関係性をゴチャゴチャにしないという事です

 

『私が怒りを出して夫婦がひどくならないか心配』

 

と思うのは、夫婦を妄想に近い愛情でしか考えていないからです

 

人としてちゃんとしている人からの愛情をもらわなければ意味がない

 

 

こんなバカな事が起こっても、夫が悪いとわかっていても、自分が下にいる事で夫が
戻って来てくれるならという自分を捨てるのです

 

  • ‘離婚しなければ夫婦‘
  • ‘戸籍でつながっていれば夫婦‘

 

という位に、婚姻制度というルールでつながっているのが夫婦、それ以上でもそれ以下
でもないと考えるのです

 

不倫している夫でも愛情が無ければ嫌という前に、

 

‘人としてちゃんとしている人からの愛情‘

 

でなければいらない、というのが普通の感覚なのです

 

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。