2016.08.05 ★雑感夫婦カウンセラー木村泰之

弱いままの人生では〔人にお願いするだけ〕の人生で終わってしまう

公開日 2016年8月5日最終更新日 2021年5月22日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、少し私の事をお話し
しますと、私がカウンセラーをやろうと思ったきっかけは、自分の人生を真剣に
振り返った44歳の時でした

サラリーマンを続けている中で、離婚も経験して、何か自分という人間に期待も
希望もなくさ迷う毎日でした

木村泰之も弱いばかりに他人に自分を預けていた人生だった

その中で、自分が弱いばかりにさらに他人に自分を預けている事に気づいたのです

『オレの事を認めない周りが悪い』
『本当はオレはもっとできるけど、運がないだけ』
『何かのきっかけがあれば絶対にいい人生になるけどそのきっかけがない』

と、まあ人のせいにする自分です

しかし、もちろんそんな事を言っている人間に誰も手を貸すはずもなく、ただただ
自分の境遇に、勝手に悲劇を感じていた自分がいました

いくら時間が経っても助けてくれる人が現れるはずもない

その自分を誰かが助けてくれると勘違いしていたのですが、もちろんいくら時間が
経っても、助けてくれる人が現れるはずもありません

そして、現実逃避している自分にだんだん恥ずかしくなってきたのです

『オレはこの歳でまだ人に頼ろうとしているのか』
『自分で生きてきた今までの人生で誰かの役にたつ事が何もないのか』

と心から思いました

その時、人生や時間は無限に無い事をハッキリと意識しました

そこから、自分が人のお役に立てるのは今までで一番悩んだ事をわかりやすく説明
する事だと、直感的に思ったのです

ブログは夫婦で悩んでいる方が一人でも読んでくれればいい

それから、誰かに会う時間も一切絶ち切ってブログを書き始めたのが45歳の時です

『とにかく、夫婦で悩んでいる方が一人でも読んでくれればいい』

それだけを思って、ただひたすらブログを書き始めました

そして、徐々に私の書いている内容に反応してくれる方が出始めて、電話、メール、
対面などで、カウンセリングをするようになったのです

本当にその時の自分に甘かった自分が今の自分を律している状況です

最初から強い人間だけがいい人生を送れるわけではない

私が強い人間でも何でもなく弱かった事を自覚している分、相談者には強くなる事
の大切さを伝えています

そのカウンセリングの中で、最初から強い人間だけがいい人生を送れるわけではなく、
弱くても努力や辛抱や我慢をする事で道が開ける事を感じてもらいたいのです

その努力や辛抱、我慢の中で、誰しも自分には自分の責任がある事を知るのです

生きていて責任がゼロの人はいないわけで、不倫は夫と不倫ブス女との責任ですが、
それを放置するかそれとも正すのかは妻の責任です

強さは正しい事を続ける事でしか身に付かない

その責任を全うする強さを本当は誰もが持っているのですが、その強さは正しい事
を続ける事でしか身に付かないのです

弱いとやたらと人生が長く感じてしまい、

『こんな弱い自分を誰か助けて』

にしかならないのです

無駄にする時間はないもっと丈夫に生きたいという信念

しかし、強さを身に着け始めると

『無駄にする時間はない、もっと丈夫に生きたい』

と思うのです

その強さを出してもらえるアドバイスをする事が、相談者のために本当に役に立って
いる事だと信じているのです

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ABOUTこの記事をかいた人

夫婦カウンセラー木村泰之

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」と心の底から思いました。それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、（立ち合いは不可）、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは　‘人のお役に立つ‘ ということです。自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。このブログでは、夫婦（男女）で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。