公開日 2016年8月11日 最終更新日 2021年3月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫についていろいろと思う
事は誰しも同じですが、相談者の多くは不倫発覚後はその歯根が不思議で不思議で仕方が
ないという思いになります
『オレはもうオマエの事は好きじゃない』
『顔も見たくない、早く家を出たい』
『とにかくオレにかまうなよ、好きにさせてくれ』
と言ったかと思えば
『今日は家でご飯を食べる』
『土日は買い物でも行くか』
『夏休みの旅行は予定通りに行く』
など、とにかく妻からすると真逆の態度を日替わりに出すようなイメージです
『あれだけケチョンケチョンに言っておいて、コロッと態度が変わります』
『離婚したいのなら離婚届持ってきなさいよと言っても一向に持ってきません』
『結局夫は何をどうしたいのでしょうか』
など、夫の一つ一つの言動に振り回されているのです
その夫の心理は、
‘不倫ブス女と妻の機嫌を取る‘
事に終始しています
不倫ブス女が
『奥さんと私のどっちが大事なの』
と突っ込んでくると、慌てて家では妻に暴言を吐いて
『今日はアイツには別居するって言っておいたから』
と報告して取りあえず機嫌を取るのです
まるで、上司の評価を下げないように必死になている部下と同じです
そして、家で妻が機嫌が悪い顔をしていると、今度は慌てて
『オレは家族を大事にしている』
という顔で偉そうにしています
それが不倫夫の実態です
そういう、不倫ブス女と妻の両方を皿回しのように行き来しているのが夫です
それを考えると、不思議でもなんでもありません
結局は、あっちにもこっちにもいい顔をして、慌てふためくそこら辺にいる男と何ら変わり
ないのです
相談者である妻は、不倫ブス女の言う事を聞いているイメージがないので、多くの場合は
不思議な感覚しかないわけです
しかし、カウンセリングで夫が不倫ブス女に手玉に取られている事を再三再四話をして
いくうちに
『私が夫を過信していた』
『私の中では夫は強い人とばっかり思い込んでいた』
『情けない男だという事がよくわかってきた』
という現実を知ります
そこに、自分の中で本丸は夫ではなく不倫ブス女という事を認識しています
夫は妻には不倫ブス女に急所を握られている事を絶対に悟られたくないからこそ、逆ギレ
やアホな事で撹乱するだけなのです
妻が上手になって行動してもらうために、カウンセリングで夫の不思議ではなくアホさを
認識してもらうのです
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