公開日 2016年8月16日 最終更新日 2021年3月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には多くの人間関係が
家の外ではあるはずですが、妻からするとそれらの人に不倫を知られたらどうするのか
という疑問もあるわけです
しかし、夫はそんなのお構い無しに不倫を続けているのです
会社では部下を管理する立場で、ひょっとすると部下の不倫を正すように上司に言われて
いてもおかしくないわけです
もちろん、そういう時は自分の事は棚に上げているのです
夫の生き方には、自分都合で
‘それはそれ、これはこれ’
があるのです
そういう夫を妻である相談者が出来る事は怒りをぶつける自分の姿を見せる事です
『そんな事をしたら今以上に夫婦がおかしくなるのでは』
と考える相談者は、残念ながら夫婦を成長させるというか自分を成長させる思考が乏しい
のです
なぜなら、今までの人生で理不尽な事や許せない事が起こった時に、何もしない自分は
いなかったはずです
その怒りを形にして抗議したり、ペナルティを課すこともあったはずです
しかし、一番人生で大事な人間と思っているはずの夫にはそうしない、できないという
のであれば、所詮それまでの夫婦という事を自ら証明しているのです
夫婦だからこそ、夫だからこそやるべき事が妻としてあるのです
そうでなければ、人に何でもどうすればいいのか聞いて進む人生を続けるだけです
私の相談者が私のカウンセリングでいろいろと考えが一番変わるのは
‘自分の納得を優先させる意識’
です
それまでは常に夫の顔色をうかがって生きて来た自分を滑稽さえ思います
『何だかバカみたい、今まで何をしてきたのだろう』
『本当に平和ボケしていましたね、よくわかります』
という声が続出します
新しい相談者が意識の変わった先輩相談者の話を聞けば聞くほど、集団心理が孤独から
くる倫理観や正義感を取り戻すのです
そして、本当にこの夫のバカさを冷静に見だすと
『私何でこんな男と結婚したんだろう』
という心境になるのは不思議でも何でもありません
しかし、それで離婚という話ではなく、もっともっと人を見る目をこのバカな男を通じて
養う人生を進むという決意です
『このバカ男の生態を見ていると、世の中で本当にわけのわからない事が起こっている
のがよくわかるようになった』
『この男もたまには家族のためには役に立つ事もあるから、しばらくはおいて置こう』
と、かつては夫を崇めて、信者になっていた自分が洗脳が解けて
『こんな奴の教えを守っていた自分は自分をわかっていないんだな』
という気持ちになるのです
しかし、先輩相談者が多かれ少なかれそういう心境になっている事を聞くと、自分も安心
して夫からの洗脳を解く事を選ぶのです
それ位、自分の凝り固まっていた自分を捨てるのです
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