不倫と戦うと夫や不倫ブス女でもなく最後の敵は緩む自分とわかる

緩む自分が最大の敵

公開日 2016年8月23日 最終更新日 2021年3月8日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者からすると夫について
多くの期待値がある事を不倫が発覚すると改めて感じます

普段は何気に暮らしていてわからなかった事が、ひょっとして自分の元からいなくなる可能性
を感じると、その感情が自分を弱くします

それまでは

『何で私の言う事をわからないのかなあ』
『何回も同じ事を言わせないで』
『いつになったらこのケンカをしなくなるのかしら』

と、永遠にそばにいるものとして考えているわけです

当然と言えば当然ですが、よくよく考えてみればそれも自分の過信があるのです
夫は世界一いい旦那という過信です

しかし、夫が自分の中で世界一ならそれはそれでいいわけですが、夫は全然そんな事を思って

もいません

結婚する時に

『結婚してくれなければ死ぬ』
『結婚してくれなければ俺は 一生一人だ』

位の情熱的プロポーズがあったかもしれません

しかし、それも今は昔です

人間の気持ちが変わるのは確かで、夫に限らず自分もそうです

変わらないのは戸籍だけです

結婚してこの方、戸籍だけが変わらずに固定で、感情やモノの見方が変わるわけです

そこに大きな勘違いがあるわけです
自分の中で固定化している夫を動かすのです
固定化したい自分を変えるのです

カウンセリングでは、その固定化している相談者の頭の中を柔軟にするためにお話を
していると言っても過言ではありません

相談者の持っている夫への過剰な期待値は、ハタから見ると異常なまでに当然のように
大きい
わけです
期待値を適正化するために、多くの人の事例を聞いてもらうわけです
そこに

『私の夫は世の中の平均、いや平均以下だった』
『私は夫の事しか見ていなかったけど、全然よその夫と変わらずアホだった』

そこにどうしてもわからなかった事が、ハッキリと比較がある事でわかってくるのです
その夫への盲目的な妻であった自分が一番の難敵であり、一番の曲者でもあります

私の相談者が、不倫ブス女と戦って、次に夫の小ささに慣れてくると、空虚な気持ちに
なったり
また安心して緩む自分がで来る事を恐れ始めます

その最後の敵こそが自分とわかるからです

『私はもう絶対に夫の言いなりなんてならない』
『せっかく強くなった自分を緩めるなんて馬鹿ことはしない』

と決意すると、次に出てくる新しい相談者のために力を渡す事で、かつての弱い自分を
忘れないようにするのです

それくらい、止まっていた自分は自分が一番嫌な自分を意識している証拠です

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。