公開日 2016年9月27日 最終更新日 2021年3月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、カウンセリングでは
様々な事をアドバイスしていますが、私が一番口酸っぱく言う事があります
それ位、相談者自身がすぐに忘れてしまったり、緩んでしまう事です
それは
相談の初期の頃は弱っているので、細かく行動アドバイスを送るのは当然です
しかし、徐々に元気になってきても、どうしても
『これってどうすればいいですか』
『どうしていいかわかりません』
『私は何をすればいいでしょうか』
もちろんその内容にもよりますが、相談者の実力からしてそこを事細かく言うのは
相談者のためにはならない事も多いわけです
相談者にとってこれからの人生で様々な決断が必要になってきますが、この内容を
私に聞いて行動するようでは、今後も自分の判断を後回しにしてしまうはずと想像
するのです
委ねてしまう懸念が出てきます
もちろん、カウンセリングでは相談者が迷う場面では、アドバイスをしっかりと渡し
どちらに行くかの道筋の立ててもらいます
しかし、カウンセラーが
『こちらに行きなさい、その方が絶対にいい』
弱っている中で、カウンセラーの独断で方向を決めてしまえば、その後強く冷静に
なった後に、自分の判断ではなかった事を悔やむ可能性もあります
やはり、Aを行動するとこういう事になる、Bを行動するとこぅいう事になるという
シミレーションをして、そのAかBのどちらを行くかを自分で決めてもらうのです
そこにカウンセリングの大きな意味があるのです
相談者にそれまで鈍って、小さく、弱くなっていた判断力や決断力を回復してもらう
事が、大きな財産なのです
夫の不倫に限らず、今後の大きなトラブルや苦難に自分で方向を決めるという経験を
持っている事で乗り切れるのです
相談者が自分で決めるべき事を他人に決めてもらっていないかという事に注視して
存在にしかならないのです
カウンセラーは相談者の生き方をもう一度作り直してもらう転機になるアドバイスを
する存在でなければいけないのです
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