夫の不倫が終わるを祈るのはいじめっ子が飽きるのを待つのと同じ

公開日 2016年10月9日 最終更新日 2017年11月22日

https://youtu.be/FCvji_uq2-w

(本日上記動画を更新しました)

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が考えている事
の一つに、夫の不倫をどうにか穏便に終わってもらいたいという考えがあります

『今回は許すからとにかく戻って来てくれたらそれでいい』
『嫌は嫌だけど、終わってくれるなら』
『もう他に望む事はないので、不倫だけはやめて欲しい』

という思いが強くあります
その中では、相談者にはどうしても待ちの状態が生まれす

『お前の言う事は聞きたくない』
『オレはオレの思うように生きる』
『俺たちはもうとっくの昔に終わっている』

という言葉には、妻はなす術もないような錯覚に陥るのですから、できる事がないと
失望感に襲われるのです
しかし、そこに大きな大きな落とし穴があるのです
そもそも、夫の不倫を待っているという事は例えるならば自分の子供がいじめられて
いじめられっ子が飽きるのを待つまで放置するのと変わらないのです

『お願いやめて』

といじめられっ子が言えば言うほど、いじめっ子はいじめを続けます
しかし、絶対に負けない態度を出したり、親がいじめっ子の親に言うなどいじめに
対して毅然と戦うと、いじめは減っていきます
もちろん、その方法論はケースによりますが、少なくともただ飽きるのを待つのは
ありえないのです

それと同じで、夫の不倫に懇願している状態では夫も不倫ブス女もなめてくるだけ
です

『どうせあいつには何もできない』
『奥さん本当にみじめね』

と二人で高笑いをしているだけです
その中では、時間を待っている自分だけが一人バカを見る事さえもわからないまま
なのです
それをカウンセリングで気付いてもらうのです

『待つだけでは何も変わらないどころか、自分の知らない所でどんどんひどくなる
のですよ』
『夫と不倫ブス女はあなたの事をなめているので、好き放題ですよ』

という話をします
最初は相談者は

『私が動くと夫が逆ギレしませんか』
『下手に動くと夫婦がもっとひどくなりませんか』

という思いが出て、ちゅうちょします
しかし、動くかじっとしているかの二つしかないわけで、じっとしているというのは
今までの苦しみを続けるだけという事です
また、もっとひどくなるというのは大きな誤りで、今が最低の状態なのです
それより下がる事はないわけですが、まだひどくなると思うのは単に動くのが怖いと
思っている証拠なのです

そういう相談者の決断を促したり、不安を払拭していく事がカウンセリングの目的で
自分一人ではできなかった毅然とした行動に変えてもらう後押しをするのです
私の相談者が行動を起こすと

『私の気持ちがスッキリしました』
『弱い自分を捨てる事ができました』

と言うのは、自分がもやっとしていた事がハッキリとした、勇気を持って行動できた
事に心身が反応するからなのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。