不倫夫を自分より子供が状況を理解している現実がある

親子の関係を考える

公開日 2016年10月10日 最終更新日 2024年2月22日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には自分が何をしても
受け入れてくれないという気持ちが出ています

 

その自分が否定された姿は、妻自身はとにかく失意の中にいるので恥ずかしいという
気持ちさえも起こらないのです

 

しかし、そういう姿をしっかりと見ているのがお子さんです

 

『子供だけには夫の不倫を知られたくない』
『あの子には絶対に言えない』
『こんな事を子供が知ったら大変な事になる』

 

という思いが強くありますから、自分では夫に否定された事をひた隠しにしています

 

しかし、最近のお子さんはテレビやネットで毎日のように不倫や離婚の情報が出てくる
環境にありますから、親が思っている数倍もこの手の話に柔軟性があります

 

もちろん、知られたくない気持ちもわかりますし、できれば話なんかしたくないという
のは誰しも考える事です

 

その親心は昭和の時代であればよかったのです

 

昭和の時代は、もっと不倫や離婚については隠し事というイメージで、今よりも全然
露出する事はない事象でしたから、それを自分の親が不倫しているなんて知れば子供も
ショックを強く受けていてもおかしくありません

 

しかし、この平成の時代ではむしろ子供の方が達観しているくらい、不倫や離婚には
驚きがないと言ってもおかしくないのです

 

私の相談者も、

 

『実は私よりも子供の方が先に夫の不倫をわかっていました』
『子供にパパ何か変だよ、と言われました』
『パパ不倫しているでしょうと、ストレートに聞かれました』

 

というケースは決して珍しくはありません

 

その中で、親として子供の質問にあたふたしていいはずがありません

 

子供が勇気を出して聞いてきた事に、親が口ごもったりごまかせば、それこそ親子の
関係にヒビが入るのです

 

浮気を子供に伝える意味は夫婦ではなく親子関係が大事だからこそ

 

カウンセリングでは、夫の不倫に対して毅然とするように促して、不倫ブス女にも戦う
決意を固めてもらうと同時に、お子さんにも実態を話すべきというアドバイスをします

 

なぜなら、お子さんに言っていない事で自分にブレーキがかかったり、弱くなる可能性が
出てくるのです

 

それよりも、母親としての決意をしっかりと話して、子供には親子として包み隠さずに
話す方があるべき親子という事をイメージしてもらうのです

 

『そうですよね、子供にはしっかりと言う事にしました』
『この前娘に話したら、わかった応援すると言ってくれました』

 

と母親の気持ちを受け止めてくれる反応が出るのです

 

その子供の気持ちを含めて女や夫に対して自分のすべき事をやるのです

 

そこには、一片の曇りもない自分がいるのです

 

なぜなら、世の中で一番大事にすべき子子供に応援してもらっている事が何よりの
パワーをもたらすからです

 

夫の不倫に悩む相談者にとって、子供さんとの意思の疎通が取れたら、状況の半分は前進
していると言っても過言ではありません

 

その時初めて、自分が本来大事にすべき子供を夫の後にしていた過ちに気付くのです

 

夫の事よりも子供の将来を優先している自分こそが本来の自分なのですから

不倫する父親とすがる母親を見た子供心を想像すれば正義が絶対必要

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。