夫の不倫に限らず人生に自分一人で立ち向かう強さを持つ

人生一人で立ち向かう

公開日 2016年10月14日 最終更新日 2021年3月3日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって夫の不倫
は生き地獄と言う表現でも決して大げさではないのです
なぜ生き地獄なのかと言えば、

‘誰にもわかってもらえない苦しみ‘

だからこそです
周りに話をしても

『私なら離婚する』
『もうやめればいいじゃない、無理して一緒にいる事ないよ』
『早く実家に戻れ、もうあんなやつとは別れてしまえ』

と言われるのがオチだとわかっていますから、言えないわけです
しかし、言えなければ言えないで苦しいわけで、ハタから見ると普通に暮らしている
ように見える分、

『私の事をわかってくれる人はいない』

という孤独が襲ってくるからです
その苦しみが生き地獄なのです
その中で、ネットサーフィンをして私のブログを読んで来られる方は少なくありません
そして、その相談者が味わってきた生き地獄を想像します
その苦しみを聞いて

‘人間は最後は自分一人‘

という事を相談者にお話しします

結局人間は、夫や親兄弟や子供、親戚、友人がいても最後には自分一人です

一緒に最後まで暮らしているわけでもなく、いつかは死別や縁遠くなったり、嫁いだり
して別れるわけです

究極看取ってもらえるかどうかもわからないのが人間です
そう考えると、夫の不倫で苦しむ孤独からくる生き地獄は不思議ではない事です
私の相談者は全員一度は孤独を経験して今があります

その孤独は今でも続いているわけですが、決して生き地獄という状況ではありません

それは、

『夫との事はいつまでもついて回る関係、それは私が考えなければ誰も考えてくれない
ただ、今は仲間がいるから夫以外の人間関係で私は寂しくないから頑張れる』

という思いに変わるのです

相談者の仲間という人間関係を持っているからこそ、夫の不倫を自分が責任を持って
考える、孤独は受け入れられるという心理になるのです
自分の夫の不倫について誰も手を貸してくれる人はいない、それは全員平等です

妻である自分が納得する事を絶え間なくやるだけです

逆に誰かに手を貸してもらうと、自分の後悔が生まれるのです
私の相談者がイキイキとした表情になるのは、

‘自分ができる事をやり通しているから‘

なのです

自分の夫婦に、誰かの手を借りたり、誰かに進めてもらっていては人生そのものを
否定している事に気付くからです

自分で選んだ結婚生活の中で起こっている悩みこそ、一人で消化していかなければ

生きている意味さえも分からなくなると心の底から思って行動するのです

その結果自分を自分で肯定できて、今までの人生でもっとも自分らしさが出るのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。