公開日 2016年10月23日 最終更新日 2017年11月22日
https://youtu.be/iHO2vVmEVrE
（本日上記動画を更新しました）
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の事をどう捉えているか
と言えば、とにかく夫という考え方しかありません
もちろん当然での事ですが、夫の不倫という事実をどう捉えているかが大事です
『夫の不倫は不倫だけど、非難するというよりお願いしてやめてもらいたい事」
『今回は許すから、とにかく戻ってくれたらいい』
というように、夫の不倫はどこかで自分が取引をする対象しているのです
今までの夫婦を続けるためとか、家庭を壊さないでいてくれたらとか、愛してくれて
いるのであればという事との交換条件にしています
その気持ちはよくわかります
しかし、ここで大事な事を忘れてはいけません
この夫の不倫というのは、夫一人ではなく、不倫ブス女が深く深く関わっていると
いう事です
つまり、夫の単独犯ではなく共犯者がいるわけですから、夫一人に
‘夫の不倫は妻が許せばそれで収まる事‘
ではないという事です
つまり、犯罪を二人で行っている分、夫婦の範疇で収まらない、納めてはいけないと
いう事です
家庭内に留まらず、社会的に多くの人に迷惑をかけているわけです
夫の不倫を自分の家族の過ちという側面だけで捉えている相談者が圧倒的に多いわけ
ですが、その意識を変えてもらうのです
一歩外に出れば、夫の不倫を多くの人間が知っていても全然おかしくありません
夫の社内の同僚、友人かも知れませんし、不倫ブス女の関係者かも知れません
いずれにしても、その実態を知っている人からすると
『奥さんは知っているのだろうか』
『知っていたらなぜ見過ごしているのだろうか』
『知らなかったら本当にかわいそう』
など、妻の知らないところで気を遣われている可能性が高いのです
それを想像しても、多くの人に迷惑を変えている事が容易に想像できますし、自分の
プライドを傷つけられていると感じるはずです
そういう見方で夫の不倫を考えると、自分が許してもそれだけでは終わらない問題で
もっと社会の一員として臨むべき事と認識してくるのです
それくらい、自分の中にある夫婦観では対峙できない事なのです
もっと人様に迷惑をかけていないか、世の中の基準に合っている行動なのかという
観点が必要です
そういう思いが出てくると、夫に対しても言葉や行動が変わってきますし、まだ見ぬ
不倫ブス女にも会う前から怒りも湧いてくるのです
それこそが、夫の不倫に出すべき感情であり取るべき態度です
それを夫婦という枠組みで考えていると、正すべきを正さないままにしたり、×を〇に
したり、見過ごしてはいけない事を見過ごすのです
そこを私の相談者には気づいてもらって、夫の不倫にエネルギーを消耗するのではなく
逆に正しい事をしているのだから、どんどん強くなるという自信をつけてもらうのです
そして、それまでの夫や夫婦の見方がガラリと変わって、
『夫も自分もそもそも世の中の一員であって、夫婦はその後で組んだ関係に過ぎない、
夫の不倫を夫婦の問題と考えている事自体が苦しくなる原因」
とわかるのです
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