公開日 2016年12月13日 最終更新日 2021年5月19日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話し
していますと、いろいろな事に気が付きます
- 『夫とは本当に苦しい思いをしながら生活をしてきましたが私なりに必死で
支えてきたつもりです、それがこんな形で裏切られるとは思いもよりません
でした』 - 『夫はこの前も私に誕生日のプレゼントを買ってきてくれましたが、それも
私に不倫を気付かれないようにと必死だったと思います』 - 『夫は過去にも浮気をしていて、今回がわかっているだけで3回目です』
- 『先週も夜の生活はあるので、夫は不倫相手と私をどういうつもりで考えて
いるのだろうかと思います』 - 『夫が言っている事には反論できないので、どうしても言いなりです』
- 『私の親に話したら、すぐに事火kに帰って来いと言うはずです』
など、赤裸々に状況をお話しされるわけで、それまで本当に誰にも言えず
苦しんできたはずです
目次
夫の不倫に実態を話せない事が一番相談者を苦しめている
その話をできる環境がなかった事が、まず一番に相談者を苦しめているわけです
そして、仮に話せる人がいたとしても、それからどうすればいいのかを教えて
もらえるわけではありません
そういう意味では、相談者を楽にするには段階があるのです
まずは
‘現状を話してもらう事‘
次に
‘現状を分析してあげる事‘
次に
‘具体的行動アドバイスをする事‘
です
多くのカウンセラーは現状の話しの分析で終わってしまっている
その段階を踏んでいく事で、相談者の心の中にある大きくなかなか取れない
モヤモヤが少しずつハッキリ小さくなっていくのです
- 『私がすべき事がわかってきた』
- 『まずはこれをやってみればいいですね』
- 『宿題をもらえばそれに集中できます』
という言葉が出てくるようになると、表情も明るくなってくるのです
相談者には心情理解はもちろん必要ですが、それは第一段階に過ぎません
ご主人はきっとあなたの事をわかってくれるはアドバイスでも何でもない
多くのカウンセラーはその第一段階と、次の現状分析の途中で終わって
しまっているのです
相談者にとって本当に大事なのは、第三段階の
『今日これをやってきてください』
というアドバイスなのです
そのアドバイスもないまま、ただ
- 『頑張ってくださいね』
- 『ご主人はきっとあなたの事をわかってくれるから』
と無責任な事を言っているカウンセラーには、もう二度と聞いてもらいたい
とは思わないのです
相談者が求めている事を先回りしてあげる事がカウンセラー
相談者が求めている事を、先回りしてあげる事がカウンセラーの役割です
相談者が赤裸々に語ってくれている意味は、自分が
‘今日どうすればいいのか‘
を教えて欲しいという事です
そこに考えが及ばなければ、カウンセラーと語る資格はないのです
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