公開日 2016年12月14日 最終更新日 2021年5月18日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、そもそも夫婦
の仲は良かったのか、そうでもなかったかと冷静に考える相談者は少なく
ありません
目次
夫の不倫は起こるべくして起こっている
- 『私たち夫婦はいずれこういう事が起こっても全然不思議ではなかったと
思います』 - 『いつかはこうなってもおかしくないと思います』
- 『夫婦が全然マンネリになっていたのをずっと感じていました』
- 『何をしても夫とは噛み合わないという状況でした』
と、夫の不倫を今までの夫婦に重ねると
‘起こるべくして起こった‘
という思いが出てくるのです
そう考えると、夫婦で何か起こってもおかしくない中で、たまたま不倫が
出てきたという感覚です
カウンセリングの目的は夫の不倫をどうにかではなく夫婦を見直す事
カンセリングでは
『夫の不倫をどうにかしようという思いがあると思いますが、そうではなく
夫婦を見直すという問題の方が大きいのです』
というお話をします
それを聞いた相談者は
『そうですね、夫の不倫が治まってもその後の夫婦がどうなるのかの方が
大事です』
という反応が出てきます
夫に気に入られる自分になるではなく自分が納得する自分になる
その意識が大きなポイントとなっていくわけで、夫の不倫は
‘夫に気に入られる自分になる‘
転機ではなく、
‘自分が納得する自分になる‘
転機なのです
夫婦に隙間風や違和感があったり、何だか形だけの夫婦の渦中にいる時は
夫婦に足りないモノがよくわからないのです
時間が経過する中で夫に自分を預けすぎている
もしくは、夫にその足りないモノを求めてしまっています
しかし、結婚した時の自分を思い出すと
- 『私はしっかりとした妻になろう』
- 『夫を支える妻になろう』
と、自分を成長させる意識が強くあったはずです
それが時間が経過する中で、次第に薄れ夫に自分を預けすぎているのです
そこにさらに夫の不倫で夫を変えようと思っていても、何も状況は好転せず
むしろひどくなるのです
人生自分を相手にする事が殆どという事に気付く
そこにやっていない事は何か
‘自分を掘って掘って掘りまくる‘
という事です
人生とは自分を相手にする事が殆どです
他人ではなく自分の事をどうするかだけなのです
夫ではなく自分が自分を変えていく意識
夫はもちろん夫ですが、たまたま出会って一緒に住む事になった異性と
いう見方が必要です
夫が主体的に自分の人生をいい方向に向けてくれるわけではなく、
‘自分が自分を変えていく‘
だけなのです
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