夫の不倫を今までのままごと夫婦をぶっ壊す大チャンスと捉える

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には自分が
甘えていた、依存していた、いろいろな事から逃げていたという感覚が強く
出ているはずです

『結婚してからしばらくして、義理両親とは喧嘩してしまい、そこから夫婦も
見えない壁ができてしまっています』
『子供ができてからというもの、夫への関心が下がってしまい、寂しかった
はずです』
『私たち夫婦はそれほど思いがあって結婚したのではなく、流れで一緒になり
そのまま時間が過ぎているので、こうなるのも不思議ではないと思います』

というように、分析というか解説をする相談者も少なくありません
その言葉通り、夫婦にはそれなりに何とかやってきたけど、強い絆で結ばれて
いるわけでないという思いがあるはずです

しかし、ここで考えるべき事は、

‘それはそれ、これはこれ‘

と分けて考える事です
つまり、

『不倫が起こったのは私たち夫婦の絆が弱いからと言ってしまうのは、逃げて
いるだけ、不倫の理由にするのであれば離婚すべき』

と言われるのです
相談者は夫婦の絆が弱いから離婚するとは思っていません
もちろん、絆が弱いのは流れ的に仕方がない事であっ手、これから強くする
しかありません
ただ、そのためにはそれこそ不倫のケジメをつけなければいけないのです

『ただでさえ夫婦がおかしいのに、私が動けばもっとおかしくなるのでは』

と考えている相談者は、夫婦を真剣に考えていないという裏返しです

‘夫婦がおかしくなる=何もできない、怖い‘

と考えるのであれば、それはそれで相談者の勝手ですがそれで今までと何が
変わればいいですが、その可能性も低いのです

今までの夫婦が何だかぼんやりしている、夫婦の体をなしていないと思うので
あれば、なおさら

‘夫婦をぶっ壊す‘

覚悟がいるのです
ぶっ壊した後、は自然と作り直す自分がいるのです
もちろん、夫もそこまでいけばめがさめるでしょうし、覚めなければそれまで
の男、そんな男を選んだ自分もそれまでの女とわかって開き直れるのです

私の相談者はそういう自分を作る事を目標にしているのです

『夫の不倫をピンチと考えず、むしろこんなに私を変えるチャンスはないと
思っている』

という気概が出てくるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。