不倫でわからないのは〔夫の隠し事〕なのに〔夫そのもの〕にする錯覚が敵

わからないのは夫の隠し事

公開日 2017年1月28日 最終更新日 2021年5月17日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、気が付くと

 

‘夫にどう思われているのか‘
‘夫は私に何を求めているのか‘
‘夫が言っている事はどういう意味なのか‘

 

と、気が付かないうちに

 

‘夫の目線‘

 

からしか、物事を考えていない自分がいます

 

夫婦を自分の目線で物事を進めている

 

 

夫の不倫が発覚するまでの夫婦は、どちらかと言えば妻の方が夫に

 

  • 『私が考えている事をわからせる』
  • 『私の思いを伝えておけば大丈夫』
  • 『夫の事は大体わかっている』

 

 

と、自分の目線で物事を進めてきたはずです

 

それが、不倫がわかってからというもの

 

  • 『あの人の考えている事は全然わからない』
  • 『私は夫の事をわかっているつもりだったのに』

 

という、自分目線の世界に自信喪失するのです

 

夫の事がわからないわけではなく夫が隠している事がわからない

 

 

しかし、それは大きな被害妄想であって、夫は妻の陰に隠れて不倫をしている
わけですから、気が付かないのは当然です

 

しかし、夫と自分の会話では隠している方が断然優位ですから、そのトリック
に翻弄されるのです

 

‘夫の事がわからない‘

 

わけではなく、単に

 

‘夫が隠している事がわからない‘

 

だけなのです

 

隠し事が一つあるだけで夫の事全てをわからなくなったと錯覚している

 

 

隠している事が一つあるだけで、夫の事全てをわからなくなってしまったと
錯覚しているのです

 

カウンセリングではその錯覚に陥っている状態の相談者に、夫と不倫ブス女の
二人で騙している実態を客観的に説明するのです

 

その相談者が全然頭になかった、夫の大嘘や不倫ブス女と二人でなければ一人
一人はこんなにパワーはないという事を、理解してもらうわけです

 

もちろん、すぐに理解できるとは限りませんが、徐々に

 

  • 『私はあの二人になめられていたんですね』
  • 『私が一人馬鹿を見ていたこという事ですね、絶対に許さない』

 

という信念が生まれています

 

夫のバカさをわかるのは妻という信念

 

 

夫の隠し事にだけ悩んでいた事をよくよくわかってくると、夫の考えている事
の小ささや、ただのこらえ性がなくて、不倫ブス女とただやりたくていい顔して
ドツボにはまった姿を想像できるのです

 

その先にあるのは

 

『この夫のバカさをわかるのは妻である私だから』

 

という強い気持ちの自分なのです

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。