夫の不倫はじっとしているのか動くのかの二択を自分が決めるだけ

じっとするか動くか

公開日 2017年3月1日 最終更新日 2021年2月21日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には何か
自分には優しさが足りないのではないかという被害妄想が常に出ています
それは取りも直さず、夫の言動からくるのです

『お前は俺に今まで全然優しくなかっただろう』
『俺の事をずっと放っていただろう』
『俺が寂しい思いをしていたのを知らないだろう』

というような言葉に、妻である相談者も多少は心当たりがあるわけです
しかし、子育てが忙しかったり、仕事が忙しかったり、体調も良くない事も
あったはずで、その状況を無いものとして話しているわけです

そこになぜ一方的に言われるのかと言えば、経済的な立場が大きかったり
ちょっとした事を大きく妻のせいにしているその言葉の強さです
本来であれば

『あの時のあなたの態度は忘れられない』
『私だってあなたの一言は許せない』
『私が言った事を全然理解しようとはしなかった』

というように、いくらでも夫に対して言う事はあるはずです
しかし、突然夫が責めるような言葉を発するので、それに対して言うべき
内容が出てきません

ましてや、やりあおうとは思っていない所に奇襲を受けるわけです
その状況では夫と不倫ブス女が隠している醜い関係を暴くなんておおよそ
頭には思い浮かばないわけです

そこにカウンセリングでは、相談者が思いもよらない実態を細かく説明する
のです
最初は

『そうなんでしょうか、でも夫は私の事を本当に嫌いなんだと思います』
『夫は離婚したんだと思います』

と言いますが

『では何もしないままでいいのですね、誰も困りませんからあなたがそれで
良ければ構いません』
『後で実態をもっとわかってから後悔しても、それでは遅いという事だけは
お話ししておきます』

という説明をすると

『いや、このままいいわけはありません』
『今までの自分と一緒は絶対に嫌です』

と、夫を信じたいという甘い事を言っている自分をようやくやめる決意を
固めるのです

そこにたどり着いて初めて自分で自分の人生を切り開くスタート地点に立つ

のです
そのスタートでは、多くの先輩相談者が

『私もあなたと同じ、怖いとか不安はあったけどやらなければいつまでも
同じままと思って頑張ったのよ』
『あなたのお子さんが見ているはず、私もそうだったから』

という、励ましやパワーの注入を絶え間なくくれます

その環境だからこそ、相談者も

『私ができないと思う事が一番の敵』

と心を強くして、実態にメスを入れるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。