公開日 2017年3月4日 最終更新日 2021年5月17日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫との出会いは
相談者によって様々ですが、出会いから結婚に至るまでにはそれなりに変遷が
あったはずです
別れ話が何回も出た、浮気された、一回婚約までいったけど破談になり、又
一緒になった、親に猛反対されて勘当同然で二人で生活を始めた、不倫での
結婚、バツイチ連れ子の再婚など様々ないきさつがあったはずです
目次
苦しい事があればあるほど結婚に至るまでのモチベーションになっている
もちろんそれらの事情がいいとか悪いではなく、苦しい状況があればあるほど
むしろ結婚に至るまでのモチベーションになっているのです
- 『二人で頑張った時間があるからこそ一緒になった』
- 『苦しくもなんともなかった、一緒にいれたらそれだけで良かった』
- 『必死に別れたら後悔するという思いだけだった』
というような今では考えられない思いの強さです
その中で苦しい思いも結婚する事で吹っ飛んでいたわけで、これから二人で
いれば何も怖くなかったのです
夫の不倫で今まで苦しい思いをしたのは何だったのという思い
そこに突然の夫の不倫が発覚すると
- 『あれだけ大変な思いをして結婚したのに』
- 『今まで苦しい思いをしたのは何だったの』
- 『あなたと私は一生一緒に生きていくんじゃなかったの』
という思いが出てきます
その思いが現実とのギャップの大きさに苦しむわけですが、よく考えると自分
自身も結婚を機にかなり気持ちも緩んでいる事にも気付くのです
‘結婚は安定の始まり‘
という思いが自分の中で徐々に夫への見方を盲目的にしているのです
それはある意味仕方がない事で、誰しも安心感と引き換えに緊張感を薄める
わけです
不倫夫を変える事でバランスを取ろうとしている
そこをカウンセリングで安心と緊張のバランスを矯正するのです
相談者の多くは、夫を変える事でバランスを取ろうとしているわけですが
相談者自身が変わる事で、その状態を変えていくのです
相談者は自分を変える事が最初は否定的になっています
なぜなら、安定を本能的に求める分、自分が行動を起こしたり、強い気持ち
を持つ事に非常に不安を持つからです
夫の不倫でも結婚した時と同じで私が決めた事をやるだけという決意
しかし、それだけでは夫は何も変わらないどころか、どんどんひどくなると
いう現実を知る事で、その不安よりも動く事を選択します
それは、かつて夫との結婚に至った時に自分の納得を追うためにいろいろ
な事を臆せずに進んだ感覚です
その経験を持っている相談者は、
『私が決めた事をやるだけ』
という信念を持ち始めるのです
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