夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
多くの方が自分一人世の中の妻から外れているのではという思いがあります
『不倫される妻なんて何かが足りないのでは』
『夫に不倫されるのは妻として愛されていない』
『妻として人よりも劣っているから不倫されたんだ』
というような思いに駆られます
しかし、その考えを持っているのは孤独からくるものであり、世の中は夫の
不倫で悪いのは夫でしかありません
その理屈は頭の中ではわかっているのですが、自分に降りかかるとなかなか
そうは思えないわけです
『お前にはもう愛情はない、早く別れよう』
『話をするだけ無駄だ、別れるなら話をする』
『オマエとオレは何もかもがズレている』
『何で結婚してしまったのだろう』
という言葉を聞けば、自分が夫にとって足りない妻でしか思えないのです
この夫と妻の密室の会話では、妻が一人苦しむだけですが、そこに大きな
落とし穴があるのです
世の中は夫の不倫は
‘夫一人が悪い‘
という見方ですが、私の見方は
‘夫と不倫ブス女の二人が悪い‘
なのです
この一人悪いのと、二人悪いという見方は大きな違いがあります
しかし、その不倫ブス女をやり玉にあげる人は少ないわけで、そこに不倫の
構図を見誤る理由があるのです
不倫は一人ではできない事は誰でもわかります
しかし、世の中的には男だけが悪いという風潮が大きいわけです
不倫ブス女までも被害者にしているので、夫だけが加害者になっているのです
そこに、夫自身も共犯である不倫ブス女をかばわなければと
『オレが悪いんだよ、女は悪くない』
と思い込んでいるのです
そこに、本当に何も悪くない妻が
『私が悪い、本当に夫に優しくなかった』
と大きな勘違いをしているのです
要は、しっかりと不倫ブス女をあぶり出してケジメをつける人が誰もいない
わけです
不倫当事者の二人に、被害者と加害者はいないのです
妻から見ると二人とも加害者であるから、二人に対して慰謝料請求権を持って
いるのです
その3者の立場を正確に説明するのがカウンセリングなのです
その説明を聞けば、自分が泣いてすがるだけの自分が本当にバカらしくなる
のです
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