夫の不倫に私も弱いけどあなたほど弱くはないという自分を作る

自分が強くなる

公開日 2017年5月10日 最終更新日 2021年2月19日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、カウンセリング
を受けに来られる相談者は、当然の事ながら弱ってどうしていいかわからずに
落ち込んでくるわけです

『昔の仲の良かった夫婦に戻りたいです』
『私がしっかりしていなかったから夫は不倫していたのだと思います』
『何でもするから戻って来て欲しい、そういう気持ちです』

と、自分が悪くて夫は不倫している、とにかく一刻も早く前のように幸せな
家庭を取り戻したいという一心です

もちろん、その気持ちはよくわかりますしそれを実現してもらいたいわけです
しかし、ここでしっかりと相談者に約束してもらう必要があるのです

本当に幸せな家族になりたいのであれば、その前に社会的な犯罪である不倫を
糾弾しなければあり得ないのです

言うなれば、世の中の迷惑をかけている犯人と、何も正さないどころか許して
一緒に暮らそうと思っている自分の愚かさに気付くのです
この犯罪は不倫ブス女との共犯であって、その片割れでかつ子分の夫に屈して
いる自分を想像するのです

要は夫は夫である前に一人の社会に籍を置く人間です
会社ではそれなりに立場があるのは当然ですし、夫である前に夫の親の息子で
社会のルールをわかって生きているのです

そうでなければ、非常識な男とは結婚しないわけですから、夫は妻にとっては

‘価値観の合う男‘

であったはずです
その夫が不倫をしているのですから、ショックももちろんあるのは当然です
しかし、人間誰しも完ぺきではないのは夫も自分も同じです

夫も遊びのつもりでちょっと不倫していたつもりでも、ブス女の引っ張りに
アホな自分を止められないのです
その夫のバカさを妻が

『あなたはそんな人じゃない、お願いやめて』

と言っているのも人間の弱さです
そこに

『あんたも弱い人間、私も弱いけどあんたほど弱くはないから』

という自分にならなければいけないのです

カウンセリングでは、その弱い人間である夫にただそれ以上の弱さを出して
低レベルなおままごと夫婦を続けようとしている相談者に喝を入れるのです

この場面で自分をさらに弱い方に向けている相談者には、ハッキリ言って
未来はないのです
相談者に未来が無いという事は夫ももちろんの事、お子さんにも明るい未来
に陰りを出す事になるのです

そこをしっかりと正す方に向ける相談者には、必ず明るい状況が出てきます
不倫している夫に何もしないで仲のいい家族なんて甘っちょろい事を言って
いた自分から、自分が自分の思う家族に向ける強さこそが必要とわかるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。