公開日 2017年5月21日 最終更新日 2021年2月27日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては
夫の不倫は何なのか
夫からすると
『ついでき心で、悪気は無かった』
『単なる遊びだよ、遊び』
『相談にのっていたらそういう流れになって・・・』
といういかにも軽いノリで話します
それを聞いた妻が
『そんな簡単な事ではない、何なのそれは』
という思いです
しかし、夫は本当にそう思っているのです
何が欠けているのかと言えば、夫婦に対する真剣さです
それを言えば
『そうだよ、俺はお前ほど真剣じゃない、俺たちもう無理だ』
『俺だって真剣だけど、少しは俺の苦労もわかってくれよ
位の逆ギレや問題のすり替えをするのです
その夫には妻としては何を言えばいいのだろうという思いが出るのです
恐い顔とか、シラを切るとかという夫に対して妻がビビったり対処できない
というバカな関係に、何を思うべきか
『誰か助けて、夫をどうにかして』
と言うのが先なのか
そうではなく、
『夫婦でこの態度はあり得ない、ふざけんじゃない』
と、妻のプライドを傷つけられた思いが先にあるべきです
『そうは言っても夫に何を言えばいいのかわからない』
というのであれば、カウンセリングで言葉を鍛えるのです
そこに徐々に自分の思っている事と話す言葉が一致するのです
いかに自分が物事をオブラートに包んでいるのかがよくわかるのです
もちろんそれがダメと言っているわけではなく、夫婦においても思いを言葉に
できていないのはあり得ないという事です
なぜなら、夫婦ほど人生で一番話をする相手なのです
そこに口ごもって言えない、怖くてしゃべれないというのであれば、本当に
夫婦を続ける自分に疑問がなければおかしいのです
夫の不倫で夫婦をどうするかという前に、自分をどうするかなのです
そこを飛び越えて
『夫がおかしい、助けて』
という前に、自分に疑問を持つ事が先なのです
そもそも、夫婦や夫に対してどういう見方を持っているのかを決めるのは自分
です
その自分の点検をしないで、人生を続けていればいつかは故障を起こすのです
夫は夫で自分で点検するわけで、そこに自分を直していない自分が夫の点検に
躍起になっている状況を知るのです
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