公開日 2017年6月1日 最終更新日 2021年2月18日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫と自分の夫婦関係は
不倫が発覚するまではお互い尊重し合っている、理解し合っている、助け合っている
と考えていた自分がいます
それまでは何か夫に話せば答えが返ってくる、先を読んでくれる、手を貸してくれる
という状態だったわけです
『つい3ヶ月前までは私と一緒に旅行に行って普通にしていました』
『この前も夫の実家に一緒に行って帰って来ました』
『夫の友人にもよく家族ぐるみの付き合いをしていました』
と、まるで子供が忽然と消息不明になったかのような母親の気持ちになるのです
その気持ちはよくわかりますし、そう思うのは夫婦としては自然な事です
しかし、現実はその異様な夫が目の前にいるわけですから、その過去のイメージに
囚われていては何も進まないのです
『俺はお前との結婚は失敗だったと思っている』
『俺はずっと我慢していたんだ』
『結婚していい事は何もなかった』
とアホなたわごとを並べる夫に、
『絶対に誰かの指示を受けている』
という読みを持てる妻はそうはいません
しかし、私の相談者は夫の言葉が不倫ブス女の指示という事をカウンセリングで
理解して、自分の悩みを強制的にバカ二人に起こさせられている事を知ります
そして、その術中にはまっていた事に怒りや憎しみをパワーに変えていくと
『バカな夫とブス女には、私のプライドをかけて最後まで許さない』
『私を怒らせた事を必ず後悔させます』
という言葉が出てくるのです
その言葉は今まで自分が口にする事はあり得ない表現ですが、スラスラと出て
くるのです
それ位、自分の感情が人を憎む事を許しているのです
憎む事を許すという事は言い換えれば、自分を舐めていたバカ二人を許さないと
いう事です
それほど、今この感情を外に出さなければいつか自分は夫もブス女も包丁で刺す
かも知れないから、今叩くという冷静な自分を保っているのです
冷静な自分を持つという事は、怒りや憎しみを自分の中で明確にしているから
できる事なのです
『モヤモヤとしたままでこれからの人生を続ける事なんて絶対にできない』
という裏返しが自分の行動を後押ししていくのです
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