不倫しても夫ランキング世界一の思考を他の相談者が戒めてくれる

不倫夫世界一の自分をやめる

公開日 2017年6月15日 最終更新日 2021年2月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
夫はとにかく世界一の男という意識が常にあるわけです

もちろん自分が選んでいて、なおかつ一緒に暮らしているわけですから、人生
を預けている対象の男が世界一の男なのは当然です

しかし、その一方で不倫をしている事実を掴みながらもそのランキングが全然
下がらない事が問題なのです

何の世界でも序列をつけると、それに伴う実力が必要です
世界一なら世界一なりの実態がなければ、世界一ではないのです

『夫の不倫は許せないけど、夫の事は愛している』
『夫は確かにダメな事をしているけど、私にとって大事な人』

という心理が、ランキングをいつまでも暫定一位にし続けるわけです
その中では、不倫のけじめを毅然とつける自分が出てこないわけで、夫に期待
をしているだけの時間が過ぎてしまうのです

夫のランキングをいつまでも自分の基準で決めていると、世の中から見た夫の
ランキングと大きな差が生まれてしまうのです

世の中からすると、夫は本当に情けない男です
不倫して、うそをついて、逆ギレをしている夫を、いつまでも

‘信じたい、信じてる、信じなければ‘

と言っていると、その妻自身がまさにヤバイ人になってしまうのです
そういう意味でも自分の基準でランキング付けをしている状態から、第三者
の見た夫のランキングを取り入れる思考が必要です

もちろん、自分の夫のランニングが下がるのは妻としていいはずがないわけ
ですが、それも夫の実力です
それを受け入れる自分がなければ自分のランキングが下がるのです

自分が世の中からずれている妻という見方をされるという怖さを知るべきで
アホな夫と、それにすがる妻の夫婦の組み合わせではまずいという感覚を持つ
のです

そのために、相談者同士でお互いにどういう状況になっているのかをチェック
してもらっているのです

『ヤバイって、うちと変わらないよ、不倫脳の夫に期待してもダメ』
『うちもあなたの夫も同じようなものなのよ、私も最初はあなたと同じように
夫に期待したけど、全然意味なかった』

というように、夫をランキングの圏外に葬り去った自分の経験を伝えるのです

そこから、多くの客観情報を得る事になるのです
相談者だけでは、いつまでも世界一の夫だったのを、相談者の交流で

『本当にそこら辺の男よりも情けない男だった』
『夫のバカさが本当によくわかった、こんなにちいさ男とは思わなかった』

と知ると同時に、

『そんな夫に何も言えなかった自分は平和ボケしていた』
『自分が慢心していた事に本当に腹が立つ』

と、夫と自分自身の情けなさを強く感じます

そこから、夫は夫で自分は自分、自分ができる事は自分がもうこんなアホな事に
騙されない強い自分になる事と、心に深く刻むのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。