今の夫なら不倫してもおかしくないと見極める【現実的な自分】を作る

今の夫の現実

公開日 2017年6月22日 最終更新日 2021年5月14日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
自分の人生で夫の不倫に遭遇するとは思いもよらないという心境です

 

ある時から夫がおかしくなって、まさかとは思いつつ信じている自分がいます

 

不倫夫を否定したくないというよりも夫を選んだ自分を否定したくない

 

 

しかし、そう思い込むのも限界が来て、夫の持ち物やスマホを探って出てくる
モノを見ると

 

  • 『まさか、あの人が不倫するなんてあり得ない』
  • 『え、うそでしょう、どうしてそんな事になるの』
  • 『信じられない、絶対に信じられない』

 

という心境になります

 

しかし、その中で自分の夫へのイメージを崩したくないという思いがあります

 

それは言い換えると、夫を否定したくないというよりも夫を選んだ自分を否定
したくないわけです

 

そこに相談者自身は気が付かないわけです

 

この人は間違いない運命の人私が決めた人というロックがかかっている

 

 

夫の事をどこかで聖人君子に仕立て上げているのです

 

『そんなつもりはないんだけど』

 

と思っていますが、実際には夫を絶対視しているわけで、それは自分の判断も
絶対視している事に他ならないのです

 

この人は間違いない、運命の人、私が決めた人というロックがかかっている分
現実よりも自分の思いを優先させているのです

 

その思考のループというか縛りから解放しなければいけない

 

夫を閉じ込めたいイメージに留めてはいけない事をカウンセリングで知る

 

 

カウンセリングでは、多くの相談者の虚像の夫を実像に戻す作業をするのです

 

  • 『夫の言動を客観的に考えてみればわかります、夫自身の言葉ではないですよ』
  • 『夫はあなたの知らない時間を毎日外で送っているのですから、わかっている
    つもりでもわかっていないのですよ』
  • 『夫は恋人との時とは違って、見るもの聞くもの感じるもの、人間関係も大きく
    変わっているのですよ』

 

と、相談者が閉じ込めたいイメージに留まってはいけない事を説明するのです

 

夫と自分の関係は常に変化しているのです

 

夫も自分も年齢と共に変わっているのに、どこかで

 

‘夫も自分も固定化している自分‘

 

を捨てるのです

 

過去の夫は過去にして今日以降の夫に対峙する

 

 

過去の夫は過去にして、今日以降の夫に対峙するのです

 

そこに、夫婦を止めてない自分に自信が持てるわけで、夫に置いていかれた様な
錯覚から、自分が現実を捉えている方に回るのです

 

すると、私の相談者は夫のアホな不倫に、

 

『今のあなたの実力ならこんなバカな事をするのはわかる』

 

と言える位になるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。