不倫夫に教えてという意味ない行動を真実を探す自分に変える

真実を探す自分

公開日 2017年7月13日 最終更新日 2021年2月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者が
何をしても自分が夫に拒まれているという気持ちに支配されます

それまでの夫婦は特に問題もなく来ていたのに、ある時から夫が急に冷たく
されるわけですから、自分の何が悪かったのかという事ばかりを考えてしまう
のは当然です

『私の悪い所は直すから教えて』
『あなたにとって気に入らない事があれば言って欲しい』
『私がダメな奥さんだから話をしてくれないの』

という問いかけにも

『別にお前が悪いわけではない』
『今さらそんな事を言ってもムダだ』
『そういう問題ではない、オレはオレのやりたい事をやる』

というような返事です

この噛み合わない会話になるのはなぜか
それは妻が想像できないほどのブス女との水面下の時間が長いからです

妻と接している時間はブス女との余韻に浸っているのを、何とか気付かれず
切り替えようとするのに必死ですから、どうしても妻を遠ざけようとします

夫は妻を嫌うというよりも、隠しているものを一生懸命見つからないように
しているわけです
その違いを妻がわかる由もありません

妻は自分の知らない所で起こっている事の根の深さを知らないわけですから、
どうしても自分に原因を探す心理に陥るのです

そして、いつまでも状況が変わらない中で迷宮に入り込んでしまって疲れて
疲れて相談に来られます
その相談者にカウンセリングでは

’夫とブス女の水面下の行動’

を想像できるようにお話しします

『夫はあなたが考えている以上にブス女と連絡を取り合っているはずです』
『ブス女があなたにわからないよう甘い言葉を掛けて引っ張っていますよ』
『夫は何食わぬ顔でブス女に会っているのですよ』

と、家の中で見る夫からは想像できなかった事を伝えます
最初はそれは信じられないという相談者も、徐々に夫の態度を考えるとそれ
位の事が起こっていなければそうはならないというイメージが出てきます

そこには、埋まっていないピースを見つけたという心境になるのです
自分では見つけられなかったピースがここにあったという、心のもやもやが
晴れた時に、夫に教えてという自分をやめるのです

そして、夫に答えをもらう自分から自分で真実を見つける自分に変える事で
一つ一つ疲れを取っているのです
そして

『自分が動かなければいけない事が良くわかりました』
『じっとしていても何も変わらないのですね』

という言葉が出てくるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。