夫の不倫の相談者に必要な事は久しく怠けていた〔マークシート〕の選択

怠けていた自分に気付く

公開日 2017年7月15日 最終更新日 2021年5月13日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私が相談者に対し
考えている事の中で、特に重要視している事があります

 

それは

 

‘判断力を身に付けてもらう事‘

 

です

 

夫の不倫に悩む相談者へのアドバイスは判断力を付ける事

 

 

そもそも、相談者は夫の不倫で自分に自信を失い、何をしていいかわからないと
いう状況は誰しも変わりません

 

  • 『お前の事はもう何も気持ちがない』
  • 『早く別れてくれさえすればいい』
  • 『お前は何もオレを理解していない』
  • 『何を言っても無駄だから』

 

という夫の言葉にそういう心境になるのは無理もありません

 

しかし、それでもこれからも生きていかなければいけないわけですから、相談者
にとって一番必要な事をアドバイスしてあげなければいけない

 

それが

 

‘判断力‘

 

です

 

相談者に選択肢を提示して選んでもらうのがカウンセリング

 

 

最初は何をどうしていいかわからないわけですから、すべき事を提示します

 

そして、次にすべき事をいくつかパターンにして、その中から選ぶようにお話し
します

 

『これをやれば夫はこうなるはずです、もしこっちをやればこう言ってきます
がそれを選ぶのはあなたですよ』

 

と言うように、自分の中で責任を持って選らんだ事実を重ねてもらうのです

 


ゼロから考えるのは難しくても、選択肢があってそれを選ぶのはできるのです

 

 

マークシートの選択の連続から学習も応用も効いてくる

 

 

試験で言えば

 

‘記述式‘

 

ではなく、

 

‘マークシート‘

 

です

 

そのマークシート式で選択を重ねているうちに、学習もしますし応用も効いて
くるのです

 

そして、最終的には自分がどうしたいのか、記述式のように一から考えるよう
になるのです

 

その中で重要な要素は、そのマークシートを選ぶような判断力です

 

夫の不倫に限らず、困った時に人間の人生は選択の連続です

 

人生はやるかやらないかの連続

 

 

つまり、

 

‘やるかやらないか‘

 

なのです


どちらを選ぶのかを犯人である夫に聞いたり、委ねてきた自分がいるのです

 

そこから、夫を切り離して自分が選択するアクションを続けるのです

 


そのためにも、やるかやらないかの選択肢を提示し続けて、相談者がその判断
を途切れないようにするのです

 

そこに大きな人生の処世術ができてきます

 

下手に夫婦を拡大解釈しているために、夫に判断してもらう事で、いいように
自分勝手にされていた結果が不倫です

 

その、判断を預けたり怠ってきた自分をやめるのです

 

夫にはもう選択権はないから自分が決める

 

 

そこに相談者が一番強くなる源があるのです

 

私の相談者がその判断を重ねていくうちに、

 

『夫にはもう選択権はありません、私が決めます』

 

と、自分がやっていなかった事をわかっているからこその言葉が出るように
なるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。