公開日 2017年8月2日 最終更新日 2021年3月4日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては
何かにつけて自分の生き方を自分で否定している感覚があります
その中では、どうしても自分が何をしているのかの基準が夫の言葉になっている
のです
『お前はオレに優しくなかった』
『お前はオレの事を何もわかっていない』
『お前がオレに何をしてくれた』
と、夫から見る自分が人生の価値になっているのです
しかし、相談者には夫以外の人間関係があるのです
親兄弟、子供、親戚、友人、知人、仕事仲間など様々な人間関係があります
その中で、夫の言葉だけに自分の人間性を閉じ込めてしまているのです
『夫に何もしてあげていなかったダメな私』
という感覚です
その夫の言動だけを基準にしている自分に、何も疑問がない事に大きな問題が
あります
逆に言えば周りの声や言葉は何も耳に入らないわけで、夫の好き嫌いだけが
人生の価値になっているのです
その自分ができる事は
‘夫に気に入られる事’
でしかないのです
夫の不倫さえも容認しているケースがあるのもそのためです
そもそも何のために夫婦になっているのか
何のために生きているのか
そういう大切な思いや当たり前の事を見失っているのです
夫の言葉は妻にとってもちろん小さいはずはないわけですが、その中で起こった
不倫の状況でも夫の言葉を優先させている自分を戒めるのです
そもそも夫の不倫は、夫とブス女の二人が周りの迷惑を顧みずに自分たちの醜い
欲望を満たすためだけに起こしている悪事です
それをこのバカ二人が自分たちへの矛先をかわすために、妻に責任をなすりつけ
妻を弱らせようとしているのです
相談者一人では、夫を教祖にしている信者のようなものですから全くわからない
わけです
カウンセリングでは相談者の見えていない視界を、相談者に伝える役割がある
のです
『夫はあなたに不倫の原因を押し付けて外ではブス女と悪びれもせずに不倫を
重ねているだけです』
『夫にはブス女の言葉だけが自分の後ろ盾ですから、あなたには攻撃的になる
のですよ』
という言葉を伝えていく中で、相談者も行動を起こす勇気を持っていくのです
『私が一人バカを見るだけという事がよくわかりました』
『夫の言う事を聞いていれば舐められるだけですよね』
という自分の置かれた立場は自分で変える、自分で回復するしかないという意識
が出てくるのです
それもこれも、夫婦を諦めないという自分の信念があるからこそです
夫婦はブス女を排除した後に考えればいいのです、という私の言葉に相談者も
心から納得するのです
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