夫の不倫の悩みの大元は〔不倫そのもの〕以上に〔平和ボケに居座る自分〕

平和ボケの自分が一番の敵

公開日 2017年8月7日 最終更新日 2021年5月13日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、様々な相談者の悩みを
聞いていますと、その悩みの大元は共通して一つという事を改めて実感します

 

相談者にとっては自分の夫の不倫しかわかりません

 

しかし、世の中では数多くの不倫が日常的に発生しているわけです

 

相談者を悩ませる大元は不倫そのものより世の中を知らない事

 

 

その相談者の悩みを作るのは、表面的には夫の不倫という実態そのものです

 

しかし、それはあくまでも結果論です

 

大元を辿りますと、相談者を悩ませるのは簡単に言えば

 

‘世の中を知らない事‘

 

です

 

そこに大きな問題が発生するわけです

 

 

同じような方がたくさんいる事を知ると悩みは半減する

 

 

夫の不倫は一大事ですが、それが世の中で決して珍しくない事を知ると、苦しさが
半減、いやかなり減少するのです

 

それは私の数多くの相談者が証明しているのです

 

  • 『私と同じような方がたくさんいるんですね』
  • 『苦しんでいるのは私だけかと思いましたけど、全然違うのですね』
  • 『私の苦しみ以上の方がこんなにもいるのですか』
  • 『他の方のお話を聞いていると、一人悩んでいるのが馬鹿らしくなってきました』

 

という言葉が出てきます

 

相談者と交流して同じところをグルグル回っていた自分を知る

 

 

相談者が夫の不倫で悩むと、その夫に対して何とかしようとするのは初動としては
仕方がない事です

 

夫とブス女に隠されている事が多すぎるわけで、一人同じところをグルグル回って
いる事に気が付かないわけです

 

そこから他の相談者と交流してもらいながら、そのグルグル回っていた自分を映像
で見るように、客観的思考に変えてもらうのです

 

その客観的思考を持てる環境や人間関係こそが、悩みを大きく解消してくれるのです

 

 

どの夫も不倫願望が心のどこかであるのが現実

 

 

相談者はとかく夫の不倫をきれいに解消したいと思うわけです

 

それは当然の事ですが、夫の不倫はがん細胞が健康体の人間でも何千個は持っている
のと同じで、常にその不倫願望が心のどこかであるわけです


そして、条件が重なった時にそのがん細胞が爆発的に増殖するように不倫ブス女との

接触を機に不倫脳になるのです

 

仮にがん患者を治療するのにも、その部位を切除しても再発しないかを数年観察する
のは常識です

 

つまり、切除しても良かった良かったもう安心とはならないのです

 

世の中で起こっている事を知らなかったから苦しかった

 

 

夫の不倫もいつまた

 

‘ブス女が引っ張る‘

 

のか、それに

 

‘弱い夫がズルズル引きずられる‘

 


のかを、強い自分が観察する必要があるのです

 

それを先輩相談者がやっているのを聞いて

 

  • 『私は本当に甘かった、夫も私も弱いのですね』
  • 『私はじっとしていれば終わらせてくれると思っていた』

 

という実感が出てくるのです


そこには世の中で起こっている事を知らなかったから苦しかったんだという理屈が
よく
わかるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。