公開日 2017年8月21日 最終更新日 2021年5月12日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とのお話しで
私が一番気にかけている事があります
相談者は苦しい中で連絡をされるわけですから、私としても何とか元気になって
もらう事が大事です
目次
夫の不倫で自分で自分の優先順位を下げている相談者
- 『この状況でも何とかなるのでしょうか』
- 『私は離婚はしたくないですけど、しなければいけないのでしょうか』
- 『夫にはもう何をしても難しいという気がしています』
- 『相手の女の人とかなり気持ちが通じ合っている気がします』
と、自分の優先順位はかなり下になっています
そうなる気持ちはよくわかりますが、その状況でできる事がないという心理から
抜けてもらう事が私の役目です
どの相談者も藁をもすがる思いで来られているのはよくわかっています
夫と自分しか世の中に存在しないくらいの感覚で生きている
その中でまずすべきは
‘自分は一人で生きていない’
という事を思い出してもらう事です
とかく相談者は夫と自分しか世の中に存在しないくらいの感覚です
登場人物は
‘ほぼⅠ00%夫‘
だけです
相談者を思ってくれている人は不倫夫ではなく周りの人
しかし、現実は相談者を思ってくれている人は不倫夫ではなく、周りの人です
そこに気が付いてもらわなければ、それこそ一生孤独感しかないのです
夫はブス女にいいように振り回されて、自分の責任や立場をすっかり放棄して
しまい、世捨て人のような自分を立ち直らせる事もできないのです
その夫に
『目を覚まして、私を大事にして』
と、言っても何も変わらないわけです
相談者がハッと我に返るのは、そういう周りの人の顔を思い出した時です
夫ばかりしか頭になかった相談者の洗脳を解くのがカウンセリング
その大事な人生の人間関係を常に意識してもらう事で、孤独と思い込んでいる
相談者に大きな光明が出てきます
それは、夫ばかりしか頭になかった相談者の洗脳をある意味解くようなイメージ
でもあります
相談者は夫の不倫もなく何でもない時に、何かに取り憑かれたような友人を見れば
『あの人やばいって、何だか変』
と思ったはずです
しかし、それが今自分自身という事に気が付かなければいないのです
そのためにも、カウンセリングでは相談者が世の中からどう見えているのかを伝える
のです
教祖夫と信者妻のいびつな関係をやめる
そこに、自分が夫の信者になっている実態を知る転機があるのです
お前にはもう愛想も尽きたという
‘教祖の夫‘
の言葉に、
‘信者の妻‘
が
『そんな事言わないでもっと私を見てほしい』
と言っているいびつな関係を、客観的に理解してもらうのです
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