不倫脳は普通の自分が選んだ普通の夫だから陥る理屈を知る

不倫するのは普通の夫だから

公開日 2017年9月28日 最終更新日 2021年2月17日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話しすると
その方の性格や生き方というのが徐々にわかってくるわけです
それは実直で従順で優しいというものですから、夫の不倫が発覚すれば自失呆然と
するのは当然です

『私はこんな事は初めての経験ですからどうしていいかわからなくて』
『夫の不倫なんて自分にはありえないと思っていたので』
『まさか私にこんな事が降りかかるなんて』

という言葉が出てくるわけです

その性格の相談者が選んだ夫というのは、自分に合っている事が条件ですから勿論

真面目で仕事熱心という像が浮かび上がります
夫が不真面目で怠け者であれば、そもそも真面目な相談者が結婚しているはずもなく
また仮に結婚していたとしても不倫する事が想定内になっても不思議ではありません

そういう意味では、相談者の夫は似通っているタイプが多いのは必然でもあります
夫は不倫を隠しているとどうしても挙動不審になります

『おれはもう疲れた、しばらく別居しよう』
『オレは何もしたくない、前から考えていた』
『俺たちうまくいっていない、そう思わないか』

など、いきなり別れ話を切り出す、口を聞かない、目を逸らす、一人になりたがる、
スマホを片時も手放さないなど、全国いや全世界で同じような状態になるのです

しかし、相談者は自分の夫だけがそうなっていると思い込んでいます
それもこれも、他の夫よりも自分の夫は真面目で優しいという

‘特別感‘

が心のどこかにあるのです

しかし、そもそも相談者自身は自分を普通の妻と思っていますし、実際に普通の

主婦です
その自分が選んだ夫にそれほど特別な男はいないのです

そこに大きな自己矛盾があるのです
普通を求めていたのに、実際は夫に特別な存在として扱っているのです
もし本当に普通を求めているのであれば

『この人誰にでも優しいから、外で女にチヤホヤされたら調子に乗るはず』
『真面目だから余計に女には気をつけなければいけないタイプ』

という見方を持つべきです

それを真逆に捉えて

『こんなのあり得ない、この人に限って』

と思っているのです

そこに気付いてもらうのがカウンセリングです

普通の相談者の夫は普通の夫がくっつくのです
その普通の夫は普通に弱い人間で、誘惑にも弱いのも当たり前です

そこを勝手に

『夫だけはあり得ない、この人はそんな人ではない』

と思い込んでいる自分を捨てるところからです

そこをしっかりとリセットできた相談者が、この現実に起こっている不倫に

立ち向かう行動を起こしているのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。