公開日 2017年10月12日 最終更新日 2021年3月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、どうしても夫と不倫が
結びつかないというのが多くの相談者の思いです
夫の行動がおかしいと思って、スマホやカバンや財布などを探ると見知らぬ女との
親密なラインや手紙、プレゼント、避妊具やラブホノカードなどが出てくるパターン
はよくある事です
その時の妻はそういうものを見つけても、
『この人浮気している、ふざけんじゃないわよ』
『絶対に許さない、とっちめてやる』
という思いよりも
『あの人が不倫なんて、ウソでしょう』
『信じられない、これは何かの間違いでしょう』
『まさか夫が、あり得ない、絶対に違う』
と、否定する方に思考があります
それは無理もない話で、どうしても自分の中では夫と不倫は無縁という思いを優先
させたいのです
その思いは時間の経過と共に、自分で自分を苦しめる事になります
なぜなら、夫の現実というのは不倫をしている事を認めざるを得ないわけです
そこに自分の希望や願望だけをぶつけているのでは、そのギャップしか生まれない
わけです
しかし、その中で相談者ができる事はネットサーフィンというバーチャルな世界で
ネットに書いてある情報というのは、誰が書いてどういう内容かは非常に曖昧です
‘夫の愛情を取り戻すための15の法則‘
‘夫があなたを愛してくれる驚きのメソッド‘
‘愛され妻こそ人生の幸せ‘
というようなとにかく、弱い心に飛付かせるようなキャッチコピーのタイトルで
書いてある内容を読む方も多いはずです
しかし、書いているカウンセラー等は本当に現実をわかっているのか、読んでいる
人の気持ちを理解しているのかは全く以って疑問です
なぜなら、ネットの中では何も規制もなく書ける内容ですから読んだ方がとにかく
早く楽になりたいという焦りを逆手に取っているのです
そもそも夫の不倫に蓋をして、夫を愛しなさいという事は、例えるならば犯人の
犯行は許してとにかく人として接しなさいと言っているようなものです
そんなバカな話はないわけです
夫婦には最初からルールがあるわけではなく、自分たちが一つ一つ作っていくしか
ないのです
何か不測の事態が起こっても、そこに慌てふためく状況から
『こんな事が起こっても私は負けない』
『夫婦をあきらめる自分はいない』
と、自分のルールを作って前に向くのです
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