浮気夫の改心をいつまでも待つだけの妻は妻を放棄している妻と気付く

自分を放棄しない

公開日 2017年10月13日 最終更新日 2021年12月12日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話をして
いますと、今日話をして落ち着いても翌日には落ちる、その翌日はまた少し戻すと
いうような上下を繰り返すわけです

 

それは当然と言えば当然です

 

人間何かのプレッシャーやストレスにすぐにやられる

 

 

なぜなら、人間そう強い人はいませんから何かのプレッシャーやストレスにすぐに
やられるわけです

 

自分の夫がある日

 

  • 『今日は買い物一緒に行こう』
  • 『これを手伝うから』
  • 『子供の試合は見に行く』

 

という言葉に安堵をしても、その翌日には

 

  • 『もう俺に頼るな、一人で生きていけ』
  • 『俺はもうお前とはやっていく気はない』
  • 『早く別れてくれ、一緒にいても意味がない』

 

という言葉が出ると、すぐに奈落の底に突き落とされます

 

まるでジェットコースターに乗っているようなものですから、心落ち着ける時は
ないのです

 

夫の動きは現実ではなくいわゆる仮想現実(バーチャルリアリティ)

 

 

その相談者が心を上下されている状況では、考えるべき事があるのです

 

それは、夫の動きは現実ではなくいわゆる

 

‘仮想現実(バーチャルリアリティ)‘

 

という事です

 

つまり、夫は言葉ではいろいろと言いますが、結局離婚届を持ってくるわけでも
ありません

 

頼むから別れてくれと言うだけ

 

 

仮に持ってきたとしても、親権や財産分与、養育費などの具体的な金額を言って
来る事もなく、ただ馬鹿の一つ覚えのように

 

『頼むから別れてくれ』

 

と、言うだけです

 

例えるならば、お金を持っていない人間がレストランで

 

『俺は金はないけど、ただ食いたいだけだ』

 

と言っているようなものです

 

不倫夫のレベルを勝手に上げない

 

 

その中で妻はどう心を安定させるのか

 

それは

 

‘不倫夫のレベルを勝手に上げない‘

 

という事です

 

つまり、自分がこんなバカな事を言っている夫に対して、気を遣う事自体そもそも
間違っていると気付かなければいけないのです

 

こんなバカな事をされて黙っている自分がいるはずはない

 

そのためにも自分の独身の頃の自分を思い出すのです

 

ご両親やご兄弟の家族の中で、しっかりと育ててもらっている自分を思い出す

 

そこには、こんなバカな事をされて黙っている自分がいるはずはないのです

 

それを結婚を機に何だか夫の後ろをついて生きていけばいい位に、自分を放棄して
言いなりに近い自分を作っているのです

 

夫の事を偉いと思っていましたが私の方がまともでした

 

 

そこからの脱却をする転機が夫の不倫と思う自分を作るのです

 

  • 『私は夫の事を偉いと思っていましたが、現実は私の方がまともでした』
  • 『夫を過信していたばかりに、自分を本当に下げていました』

 

という、夫婦のいびつなバランスを矯正する意識が強く出るのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。