夫が不倫してくれたから強さを手に入れたと言うのが私の相談者

夫の不倫が強くしてくれた

公開日 2017年11月13日 最終更新日 2021年3月2日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者が希望
する夫婦の修復という事をしっかりとイメージする必要があります
その希望する修復とはどういうものかと相談者に聞くと

『うーん、前の仲良かった夫婦に戻るという事でしょうか』
『そうですね、難しいですけど二人でお互いを尊敬する関係になる事でしょうか』
『改めて聞かれると修復って何なんでしょう』

と、自分で口にしながらよくわからないまま使っているのです

そもそも、不倫している夫を前と同じように見れるのか
そもそも過去の夫婦に戻るなんてできると思っているのか
そう考えると修復はそういう事をやろうとするようなものです

だから改めて聞かれても口ごもるのです

その思考が非現実的になっている相談者の頭をしっかりとリセットするのです

『まず夫婦の修復なんて妄想をするよりも、目の前に起こっているダメな事を
許している自分を変えるのです』
『夫の事を自分が過大評価している事に気が付いていますか』
『夫は何も悪い何て思っていません、あなた一人に責任を押し付けているあほで
ダメな男ですよ』
『こんなブス女に喜んでいる夫に修復をする事をまず考える自分をやめるのが
先です』

と、そもそも夫の愚行を放置して、その関係を良くする事だけを望んでいる自分
の弱さを戒めてもらうのです

『こんなバカな事をされて許せるはずがない』
『舐めてんじゃない、私は絶対にこのままにはしない』
『こんな男に愛されたいと思っている自分はプライドが無いのと同じ』

と、夫婦という形式を保ちたいと思っていた自分から誇り高き自分を戻すのです

自分にとっての希望が

‘夫との修復‘

と考えているうちは、正直周りから見ると

『この人本当に頭大丈夫かしら』

なのです
そこから

‘自分が強くなる事‘

と変えた相談者は周りから見ても

『この人を応援しなければ』
『ここで自分を高めようとしている、私も刺激を受ける位頑張っている』

と映るのです

今まで前者しか想像できなかった自分から、カウンセリングで後者を追いかける
自分を作る事で、大きな人生の転機を迎えるのです

『夫が不倫してくれたおかげで私は本当に大事なものを手に入れる事ができました』

と、私の相談者が真顔で言うのも自分でも知らなかった内に秘めるパワーがある
事を知ったからこそのの言葉なのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。