夫の不倫は人生は自分の判断で歩むという当たり前を思い出す転機

自分の人生は自分で歩く

公開日 2017年11月28日 最終更新日 2021年2月25日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者は何が自分に一番
必要な事かがよくわからなくなっているのが夫の不倫です

『とにかく前のような穏やかな生活に戻りたい』
『夫に正気になってもらいたい』
『夫が不倫をやめてくれる事だけが希望です』

と、とにかく今起こっている不倫が無くなる事が必要と言うか、欲している事と考えて
しまいます

病気やけがに例えるならば、ある日と突然起こった痛みに

『早くこの痛みが無くなって欲しい』

と思うのと同じです

それは当然と言えば当然です

しかし、病気やけがも応急処置もあれば根本治療もあるのです
夫の不倫への対処は応急処置であり、自分が夫婦をどう考えるかは根本治療です

その根本治療について、殆どの相談者は意識がありません
夫の不倫が無くなりさえすれば、夫婦はどうにかなるのではと言う思いです
しかし、そもそも夫が不倫をしているというのは、夫もブス女も妻を舐めているから
できる事です

つまり、仮に夫の不倫が何かの拍子に終わったとしても、妻を舐めている夫がいれば
ブス女が変わるだけで、不倫はまた再発するのです
目の前に起こっている事だけに頭をとらわれてはいけないのです

私はカウンセリングの中で

『夫婦の主導権を握るのですよ』
『今までの平和ボケを無くすチャンスですよ』
『自分の人生を自分の判断で生きる事を思い出すのですよ』

と、不倫への対処は今後の自分の人生に軸を持つための手段でしかない事を言います
目的は自分の人生をしっかりと自分の意思で動く事です
不倫を何か偶発的な事故と思っていはいけない
それなりに起こる理由があるのです

それは夫婦の気の緩みとか、自分の考えが明確ではなく夫任せの夫婦だった事が根本に
必ずあるのです
そこに、自分がメスを入れなければ、いつまでも同じ夫婦、いやどんどん衰退する夫婦
になってしまうのです

『自分でどうしたいのかはまず行動を起こしてからです』
『不倫に対して悔しいとかにくいが無ければおかしいでしょう』
『このまま神頼みのような自分で不倫を終わらせる自分を捨てて』

と、とにかく相談者の心に封印している正義かにゃ倫理観を最大限に引き出すのです
それをやる事で、相談者が今まですっかり忘れて小さくしていた自分の意思を取り戻す
のです

カウンセリングの目的である自分の判断で人生を歩むという事は、相談者の言葉数が
増えてくる事でわかってきます

『私は今まで夫に任せっきりでした』
『私は自分の中で楽する事ばかりを選んでいました』
『私にとって夫の不倫は自分を取り戻すチャンスと思ってきました』

と、夫への思いではなく自分への思いを口にするのです
その時の相談者の表情は誰が見ても晴れ晴れとしているのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。