公開日 2017年11月29日 最終更新日 2021年5月10日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話しして
いますと、いつも感じる事がいくつかあります
その中で、強く言う事は
`自分の事をわかったつもりになってはいけない`
という事です
目次
自分の事はわかっているけど不倫する夫の事はよくわからない
相談者はよく
- 『夫が何を考えているのかわかりません』
- 『夫ってどうしたいのでしょうか』
- 『あの人の事がよくわからなくなってきました』
という、夫への疑問や疑念です
もちろん不倫をしているわけですから、それで夫の事をわかっているとは言えない
のは当然です
しかし、その意識の中には
『自分の事はわかっている、夫の事がわからないだけ』
という心理があるのです
しかし、それが間違いという事を相談者はわかっていません
- 『自分の事は全部とは言わないけどわかっているつもりだけど』
- 『夫の事よりはわかっているはず』
- 『夫の事がわからなくなっているけど自分の事はわかっている』
という思いがあるはずです
自分への疑問は少ないから自分を疑う癖をつける
自分への疑問は夫に言われた事は頭にあっても、自分で思う疑問は少ないのです
- 『お前は優しくない』
- 『俺の事をわかっていない』
という言葉には敏感に反応しても、自分自身で
『私は夫の不倫を見逃していいのか』
というような疑問は殆ど出ないのです
そこに自分自身にもっと疑問がなければいけないのです
`自分を疑う癖をつける‘
事が非常に重要です
不倫夫にすがる姿を他の人からどう見られているのか
私のカウンセリングでは、相談者がいかに世の中からずれている事を指摘します
- 『夫の熱列信者になっているのをわかりますか』
- 『不倫されて逆ギレされてうそをつかれても信じようとする自分でいいのですか』
- 『誰がどう見ても不倫されても夫を心配している妻は危ない人に見えるでしょう』
と、他の人から自分がどう見られているのかを意識してもらうのです
その中で
- 『私が不倫された奥さんを見たら、何であなたが弱るのと言いますよね』
- 『不倫されて黙っていていいはずがないと、他の人になら言います』
- 『そうですよね、他人に言う事と自分がやる事が違うのではいけないですよね』
という、自分がわかっていないという発見をしてもらのです
自分で自分をわかっていない自分をどうにかする意識
それがわかると、
‘夫の事をわからない‘
とかいう前に
‘自分で自分をわかっていない‘
事をどうにかしようという自分に変わるのです
そこに大きな大きな人生の転換期があるのです
自分をわかった気になっている自分を戒める自分こそが必要なのです
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