公開日 2017年12月6日 最終更新日 2021年3月4日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には何かにつけて
妻としての自分を虐げられているという思いが出ます
『いつも家事をしっかりやれって言ったのにやらなかっただろう』
『子供の面倒もろくに見れないで、俺に文句言ってただろう』
『お前が一人で生活できるのか、無理だろう』
と、とにかく自分は仕事をしっかりやっている、しかしお前は家の事も満足にできて
いないという態度に、言い返せないままの方が多いのです
しかし、その夫が勝手に作っている分業制のような役割分担を盾に、不倫を黙認させる
事を許していいはずがないのです
『夫に言われると何も言い返せなくて』
『私が何もできないと舐めているんです』
『夫の言う事をただ聞いている自分が悔しくて』
という自分が必ず根底にあります
しかし、その思いというか言い返す言葉が出てこないという心境なのです
カウンセリングでは、ある意味そのアホで小さい夫に言い返す言葉を教える事が
大きなポイントです
『夫に言われたらオウム返しでいいのですよ』
と私が言うのは、相談者に簡単にできる反論というか主張できる術を表してます
『仕事もそこそこにブス女と不倫をしているアンタが偉そうに言えないよね』
『子供の面倒を見ていないのはあなた、だから子供があなたを嫌うのよ』
『あなたは生活できるというのはブス女に精神的に依存しているだけでしょう』
と、夫がいろいろ言っている言葉は、そっくりそのまま夫に当てはまる事のです
それを聞いた相談者も
『そういえば言いのですね、今度言ってみます』
『わかりました、そっくりそのままお前だろうと言ってやります』
と、変に言葉を作ろうとしなくてもいいという事に気付くのです
そういうちょっとした知恵を入れるだけで、相談者はどんどん自分を取り戻して
いきます
そのきっかけがこういう
‘言葉の引き出しを増やす事‘
です
相談者にとっては言葉が出さえすれば、夫には強い自分を保てるはずです
そこから自分が夫の小さな言葉に負けていた事を実感すると共に、これからは
自分が言葉が出ないような弱い自分に決して戻らないと決意します
相談者にとって、言葉がどれくらい武器になるのかという事を知ってもらうのが
カウンセリングなのです
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