公開日 2017年12月22日 最終更新日 2021年1月29日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の言動に振り
回されている状況の中では自分でいくら考えても頭の中は整理されるどころか、
どんどんわからない事が増えてひどくなるわけです
『俺たちには夫婦を続ける意味がないだろう』
『何で一緒にいるのかわからない』
『お前も俺みたいな奴といて嫌だろう』
と言ったかと思えば、
『今日は買い物に行くか』
『子供の運動会を見に行く』
『今度の正月はお前の実家にはいつ行こうか』
など、普通に話しかけて来たりするので、
『この人一体どっちが本当なの』
という疑心暗鬼になるのです
もちろんそれは多くの人がそう思っても不思議ではないわけですが、実は当の
夫自身も自分の言動に疑念を持っているわけです
『俺はどうするつもりなのか自分でもよくわからない』
という心理です
しかし、不倫ブス女に密会しているうちに
『私の事はこれからどうするつもりなの』
『いつになったら離婚してくれるの』
と言われた日には、
『今日帰ってから妻に話すから』
という取りあえずのポーズで妻に言うのです
それをやらなければブス女には
『どうせ奥さんが怖くて言えないんでしょう』
と見透かされてしまうので、言うだけは言うのです
しかし、ブス女機嫌が良ければ詰めて来ないので、妻にも普通に接している
のです
なぜブス女の言う事を忠実に聞くのかと言えば、不倫に持ち込む時にはブス女
に期待させるのが常套手段ですから
『夫婦はうまくいっていない』
『離婚するつもり』
と、ありもしないウソを言っているのです
その話をブス女が忘れるはずもないのですが、アホなチキン夫はその場限りの
言葉として言ったのを詰められて慌てているのです
そこに自分で自分の首を絞めているわけですが、もちろん妻にはその真実を
言えるわけもなくブス女の一言で右往左往しているのです
そのブス女に急所を握られているチキンの言葉に右往左往している妻でいい
ワケが無いのです
『私はブス女にコントロールされているという事ですね』
『夫の言う事を聞いていると、ブス女の言う事を聞いているという事になるの
ですね』
と、その構図をわかってくると、怒りも憎しみも出てくるのです
逆にブス女は自分がチキンに一言言って、忠実に妻に何かを言えば夫婦の仲が
悪くなるのをよくわかっています
その予測の元に夫に詰めるブス女を想像すれば、妻として絶対に許せないという
信念が出ます
夫の不倫にブス女の意図的な言葉は必ず存在します
そのブス女の存在を無視したり軽視しているうちは、妻自身が苦しむ時間が長く
なるだけです
私もブス女は絶対に許せないという信念を持っていますが、私一人が言っていて
も、意味がないわけです
相談者がブス女の一番の被害者である事をよくよく理解してもらい、そこから
行動に帰る自分を作ってもらうのです
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