公開日 2017年12月29日 最終更新日 2021年2月17日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫には自分ができる事は
全てやるつもりで、不倫をやめて自分の方を向いてほしいと懇願の立場になっている方
が非常に多くいます
その姿は自分でも惨めとわかっていても、夫に捨てられたら困るという思いが先に立ち
とにかく下に入ってしまうのです
そこには自分の中でも抗えないほど夫が強いという感覚です
しかし、私から言わせると
‘自分が勝手に弱くなっているだけ‘
なのです
つまり、
『うちの夫ほど強い人はいません』
『夫は本当に頑固で一度言い出したら止まらないです』
『夫はもう一度決めたらテコでも動きません』
と、世界一意思の固い人間と言う位の存在にしています
その相談者が数か月カウンセリングを受けた後は
『本当に情けない男です』
『こんな弱い男はいません』
『鼻くそのような男です』
という評に変わります
私が聞いてもこうも違うのかと呆れるような差が出るのです
どちらが本当かと言っても、両方同じ相談者が言っているわけです
そう考えると、自分の見立てで夫をいくらでも強くするし弱くするわけです
その中で強く見える時は結局自分が依存し、弱く見える時はしっかり夫にモノを言える
時です
一旦夫に自分を預けてしまうと、脳の一部しか働かさない日々を送ってしまいます
困った時は夫に聞けばいい、夫にやってもらえればいい、夫に判断してもらえればいい
という思考の癖です
そこから自分自身で物事を考えるのです
夫は夫、自分は自分です
そういう実態の夫婦に変えていく事をカウンセリングで実現してもらうのです
『夫とあなたが思っている事は正直全く違うのですよ』
『夫はそもそも夫婦に真摯じゃないのに、夫はわかってくれているはずと言っている
のをやめなければいけないですよ』
『自分の中の夫像が狂っても、それは現実を優先させることが大事です』
というように、相談者自身が夫に対しての見方を変える事を促します
それをする事で、いかに自分の思い込みで夫を強い存在にしていたかを知るのです
そもそも夫婦の関係で、上下のようにしているのは自分です
それを夫は強い、頑固、テコでも動かないといっている自分の情けなさを知らなければ
未来はないのです
変えるべきは夫ではなく自分、それを一生の宿題にしているのが私の相談者なのです
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