〔不倫脳夫への不思議〕は夫を〔わかっているつもり〕の自分が発信源

不倫脳夫をわかっているつもりが敵

公開日 2018年1月27日 最終更新日 2024年2月26日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話しをして
いる中で、どうしてもこれは変えてもらう必要があるという事がいくつか出てきます

 

その中でも、特に重要なポイントがあります

 

夫の不倫に変えるべきは夫の頭の中を探りに行く事

 

 

それは

 

‘夫の頭を探りに行く事‘

 

です

 

そもそも、夫の事を一番よく知っているのは妻のはずです

 

その妻が、夫の不倫を境に疑心暗鬼になって

 

  • 『夫は何を考えているのでしょうか』
  • 『夫はどうしたいのでしょうか』
  • 『夫はなぜこんな事をしているのでしょうか』

 

と、まるで私が夫の昔からの親友のように聞いてきます

 

もちろん夫には会った事も見た事もないわけですから、その質問の回答は相談者の
方が持ち合わせているはずです

ただ同じ所をグルグル回る〔不倫夫の探検隊〕を続ける自分が一番の敵

 

夫がわからなくなったのではなく最初からわからない

 

 

しかし、そうやって聞いてくるのは

 

‘夫がわからなくなってしまった‘

 

という思いからです

 

そのわからなくなってしまったというのは、相談者の心の中で

 

  • 『夫の事は大体わかっている』
  • 『旦那の考えている事は想像がつく』

 

という、かなり夫の把握に自信があって、それがそうではなかったという現実に
直面していいるからです

 

しかし、そもそも夫は生まれ育ちや性別も違う人間です

 

結婚してからの年月よりも、独身の頃の年月の方が長いという方が多いはずで、
それを考えると

 

‘夫がよくわからなくなった‘

 

と頭の中を探りに事自体がおかしいわけです

 

夫の事でわかっているのはほんの一部

 

 

相談者には

 

『夫の事をわからないと思うのではなく、わかっている事はほんの一部と思うべき
ですよ』

 

とお話しします

 

それは不倫の実態を知れば知るほど

 

  • 『言われた通り、夫の事は何もわかっていませんでした』
  • 『今までの夫婦は何だったのでしょうか』

 

という言葉が出てきます

 

夫は人生最後までよくわからない存在に気付くと探るのをやめる腹が決まる

 

 

それは、自分が夫の事をわかった気になっていたという現実と、一つ真実を知り安心
が生まれたという証拠です

 

 

相談者にとって、

 

‘夫は人生最後までよくわからない存在‘

 

である事に気付くと、不思議と自分の心の中で夫の頭の中を探りに行くのはやめる
と腹が決まるのです

 

夫をわかっている気になっていたのは自分に騙されていたという事

 

 

それよりも、行動を見ている事の方が自分に安心をもたらすからです

 

自分の中で夫をわかっている気になっていたという事は、ある意味自分に騙されて
いたという事です

 

そう考えると、夫の事よりも自分の事を探りに行くべきとわかってくるのです

 

夫がわからないのではなく、自分がわかっていないという事を知れば、夫の不思議さ
はなくなっていくのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。