公開日 2018年2月18日 最終更新日 2021年2月25日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者が自分の事を
普通に暮らしてきた普通の妻という感覚があります
その感覚では何か夫婦や家族にあっても夫がどうにかしてくれるという安心感で暮らして
います
それは当然の事ですし、そうあるべきです
しかし、夫の不倫が出た時にはその
‘アテにしていた夫‘
が
‘アテに‘ならない夫‘
になっているのです
その実態をしっかりと自分で認識しなければいけないのですが、正直そういう感覚ではなく
『夫は別れてくれるはず』
『私を大事にしてくれるはず』
『竿後は戻って切れくれるはず』
という
‘はず‘
を自分に言い聞かせるようなイメージです
それは家が火事で燃えているのにさっさと一人で逃げた夫を一生懸命呼んでいるだけで、
目の前の火事を消す事もなく待つようなものです
『あの人は戻ってくるはず』
『早く戻ってきて』
『何とかして、燃えちゃう』
と言っても、夫は怖くて逃げている確信犯ですから家族を放置しているのです
そうこうしているうちに、家は全焼してしまいます
しかし、全焼してもなお、
『あの人は戻ってきてくれる』
と言って、待っているわけです
こんなバカな事はないわけで、とにかく自分のできる事をしなければ現実は悪い方向に
行くだけです
そこに気付いてもらうのがカウンセリングですが、本当の火事とは違うので相談者の
気持の中でそれこそおしりに火が点くのは個人差があります
すぐにわかる人もいれば、
『そうなんでしょうけど、夫は戻ってきませんかね』
『それでも夫との関係が悪くなるのではと心配です』
という人もいます
そこはもう自分で判断するしかありません
しかし仮に夫を待つ事はやめて動いて起こる状況と、じっとしていて待っている状況
のどちらが納得するのかは自分次第です
その中で火事の例えで言えば、燃えている家を前にじっとしている事でもいいなら
それでいいのです
しかし、じっとなんてしていられないという自分がいれば動く事を選ぶのです
誰だって両方はできないわけで、動くかじっとしているかのどちらかを選ぶしかない
のです
その選択の基準は自分の納得しかないのです
〇×ではなくあくまでも納得を基準にすると、選択後の後悔はないのです
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