公開日 2018年3月7日 最終更新日 2021年2月17日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの方が自分たち夫婦を
前のように仲のいい関係にしたいと思うのは当然の考えです
それはなぜかと言えば、妻である相談者は一方的な被害者だからです
自分の方にも加害意識があれば、
『私も悪いから、もう前のようには無理だと思う』
という心理になるはずです
しかし、一方的受け身で起こっている事ですから、本当に
『何でこんな事になったのか全然わからない』
と思うのは当然です
それはまるで、突然家に飛行機が落ちて全焼して辛くも生き延びた被災者と変わらない
わけです
その状況で考え得る事は
‘元に戻して、ただそれだけ‘
と思うのは当然です
それ位、普通の暮らしが普通でなくなったという現実に出る言葉なんて多くはありません
贅沢は言っていないとすらも思いません
ただ、元に戻してほしいという事だけです
しかし、この中で考えなければいけないのはその状況を壊しているのは相方の夫が含まる
という事実です
何かの災害や事故であれば、殆どのケースで第三者が加害者ですからその立場は明確です
損害の賠償を求める側と求められる側がはっきりしています
しかし、夫の不倫の場合には、半分は自分が戸籍を一つにしている人間が含まれるのです
もっと言えば、戸籍を一つにしている人間が起こしているからこそ不倫、不貞です
これが第三者であれば、
『世の中不倫が多くなってきたよね』
と、それこそ
‘他人事‘
です
しかし、夫の不倫は他人ごとでは済まされないわけです
元に戻してと言う相手が夫という事です
そこに妻である相談者の思考が整理できないわけです
これが他人であれば、それこそ弁護士でも何でも使って損害賠償請求をするはずです
加害者が夫という事実が自分のモヤモヤを晴らさせない要因です
そういう相談者の混乱している思考をカウンセリングで整理するのです
ポイントはブス女です
ブス女は加害者であり、他人という条件を満たしているのです
『夫の事はさておき、ブス女を叩くべき』
と私が言うのは、その理屈があるからです
しかし現実には夫の事だけで視界や思考を乱されているので、なかなかブス女には矛先が
向かないのです
その思考から、
『まずは他人のブス女を叩いてその後に一生かけて身内の夫に償わせる』
という順番を頭にセットしてもらうのです
そこから自分の中でできる事が時系列にわかってくるのです
受け身の被害者である相談者に、いつどこで誰がどういう事をなぜしているのかという事
をしっかりと理解してもらうのです
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