公開日 2018年3月31日 最終更新日 2021年1月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫が出る事
で自分の人生が大きく狂った感覚に陥るのは誰しも同じ事です
『私は何も悪くないのに、何でこんな事になるの』
『夫のせいで私の人生は大きく変わってしまった、何なのよ』
『私が何をしたっていうの、悪いのは夫なのに』
と、自分が被害を受けている事を実感するわけです
その気持ちはよくわかりますし、そう思うのは当然です
しかし、そこからどう考えるべきなのか
夫の不倫は確かに妻には責任はないのは再三ブログ等でお話ししています
ただ、夫との夫婦は自分の人生には大いに関係するわけです
その相方の悪事をどう捉えるのかが大事です
自分個人には責任はありませんが、夫婦として考えると多くの人に迷惑をかけて
いる夫を妻として
`夫に成り代わって正す`
という意識です
いわば、世の中に対して夫婦の連帯責任を感じる意識です
それは子供がイタズラをして、その母親が迷惑をかけた他の子供に謝るのと似て
いる自分の子供がイタズラした時に自分の躾が良くないと嘆いている暇があれば、
迷惑をかけた周りの子供やその親が納得するように
『そんな事してはダメでしょう、ちゃんと謝りなさい』
と叱るべきです
それを
『ウチの子はそんな事する子供ではない、どうしてあなたがそんな事するの』
『うちのできる子が悪い事はしない』
と、イタズラをするなんてあり得ないという母親では周りに白い目で見られる
のです
そういう例え話をすると相談者も
『そうですよね、私がやらなければいけませんよね』
『他の人に迷惑をかけている事を忘れてはいけませんね』
『夫は多くの人から心配されているわけですから、私がそれをどうにかしなければ』
という思いが出てきます
それこそが必要な感覚であって、いつまでも自分が被害者の領域にだけいては
いけない
自分には家族がアホな事をしている事を放置してはいけない使命感があるのです
夫にはそういう事も含めて夫婦です
それを宿命と思ってやる決意をした人が、どんどん状況を変えるのです
そして、夫婦に悲観する自分ではなく達観する自分になるのです
『夫婦は今もこれからも自分がどうるか決めればいい、それだけ』
『夫のアホさを私が正してこそ、腹を決めて夫婦になった意味がある』
という言葉が出てくるのです
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