【夫婦のセンシティブ情報】を語るのは私は悪くないを証明したいから

夫の不倫に私は悪くない

公開日 2018年4月10日 最終更新日 2021年3月1日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私と相談者の話しはセンシティブな
内容をするわけですが、それが意味するものは何か
相談者は考えている多くの事をお話しされますが、その中では最初は誰にも言えないと思っていた
事を、お会いしたり電話で堰を切ったようにしゃべるわけです

要は

`黙っているなんてできない`

という気持ちと同時に、

`事実を言わなければわかってもらえない`

という思いです

話しの内容は赤裸々なものですから、正直勇気が必要です
しかし、相談者は孤独の中で押し込めていても苦しいだけですから、とにかく余す所なく今までの
状況をお話しされます

『夫は3回目の不倫です』
『私たちも不倫関係から結婚しました』
『夫は変な性癖があります』
『夫の親は少し変わり者です』
『夫の相手が妊娠しています』

位の事は何の躊躇もなくお話しの中で出てきます
普通の生活であれば言う事ない内容ですが、今の置かれた状況では全然関係なく言葉が出てきます
その状態が今後の展開にはある意味絶対必要です
なぜなら、

`自分を客観視する`

という事につながっていくからです

自分のこれまでの夫との関係や生活を余すところなく第三者に話しができるというのは、それだけ
自分自身開き直ったという事です
その心理はどこかで

`私は何も悪くないはず`

という思いを証明したいのです
そこから夫婦のセンシティブな情報を聞いてもらって判断して欲しいからこそ、躊躇なく出てきます
そういう相談者の心理を読んで聞く事が非常に重要です
真剣な人の真剣な話しを聞くには、その内容の深さをしっかりと受け止めるという事です

カウンセラーがそこにビビっていたり、驚いてるようでは

『話ししなければよかった』

と相談者が失望するのです
私は今までの相談でも、相談者のどんな内容でも

『世の中でよく起こっている事のうちの一つですよ』

と伝えます
本当にそうだからです
正直、男と女の間では何が起こっても不思議はありません
それ位の感覚が必要で、それを心の中に沁み込ませるには本当にいろいろな事が起こっている事を
相談者に伝えなければいけないのです

相談者が自分に起こっている事は、世の中の数多くの事の一つに過ぎないという事実を伝えれば、
赤裸々に語った事に大きな意味があったとわかるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。