公開日 2018年4月29日 最終更新日 2021年5月7日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者が自分で
できる事は何もない位、八方ふさがりの心境です
目次
夫の不倫に八方ふさがりなのは頭だけしか使っていないから
それはなぜそうなってしまうのかと言えば、
‘頭だけしか使っていないから‘
なのです
人間は防御本能が備わっていますので、何か危険があるとそれに備えていろいろな事を
考えるわけですが、その備えはネガな事です
- 『もしこうなったらこれをやらなければいけない』
- 『今以上に悪くなればどうしよう』
- 『これから何をすればいいのか、いろいろ考えなければいけない』
と、防御が働けば働くほど、悪い状況を想定するのです
頭はバーチャルな最悪を勝手に作っている
そうなると、頭の中は防御の事で一杯になるのですから、少しもいい事を考えないのです
しかし現実はそこまで状況が悪くなっているわけではなく、とにかく頭の中が最悪の方向
に進んでいる、いわゆる
‘バーチャルな最悪‘
を作ってしまっているのです
その中では現実を被害妄想的に悪く見ているので、頭も現実も悪い方に悪い方に一致させて
いるのです
自分の最大の敵は自分という現実
その状況を私は相談者に
『自分の最大の敵は自分ですよ』
と言います
その意味は現実を捉えないで、頭だけで物事を捉えている相談者の姿を現しています
そして、言うべき事は
『事件は現場で起きているのですよ』
という事です
つまり、相談者の被害妄想はお子からきているのかと言えば、自分のイメージです
犯人である夫を妻は刑事の目で見なければいけない
それを、リアルに目で見て耳で聞いて、鼻で嗅いで五感で捉えたものに置き換えて
もらう事を言うのです
それをやらずして苦悩に満ちている相談者が殆どです
下手をすると不倫の犯人である夫や、ブス女の言う事を鵜呑みにしている人も少なく
ないのです
- 『夫はもう別れたと言っています』
- 『その相手の女は奥さんには申し訳ないと言っているそうです』
と、犯人がいけしゃあしゃあと言っている言葉を、刑事にならなければいけない相談者が
『犯人がそう言いうなら許してやろう』
という、脇の甘い自分を出しているのです
その緩くて平和ボケの妻を夫とブス女はわかってうそをつくのです
それは完全に舐められている自分に気が付かないのです
夫とブス女に見せかけの楽をもらっている場合ではない
頭では苦しさを自分で生み出し、見せかけの楽を犯人である夫とブス女にもらって
いるのです
こんなバカな話はないのです
その理屈をカウンセリングで説明すると、
- 『私は本当に甘いですね』
- 『あの二人に舐められているのは自分がそうさせているのですよね』
と自分を心から戒める言葉が出てくるのです
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