公開日 2018年5月9日 最終更新日 2021年2月9日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私の人生の中でこの
カウンセリングという仕事と言うか、その時間というものは非常に重要な意味が
あります
なぜなら、見ず知らずの大人が本当に苦しんで悩んでいる場面に、一緒に立ち
会って立ち直る事をずっと追いかけるわけです
『こんなに人にすがるような気持ちになった事はない』
『今までこれだけ自分が苦しんだことはない』
『私がこんなに弱いなんて、全然想像できなかった』
という心境の方にお会いするのがカウンセリングです
おおよそ、笑顔でこんにちはという最初の接触ではないのです
そういう人生で一番底と言っていい状況でお会いするわけですから、こちらの責任
も大きいわけです
『この相談者にとって必要な事をしっかりと言ってあげなければ』
『人生のどん底にいる状況だからこそ、全然違う発想を伝えなければ』
『明るい希望を持ってもらうためにも、強い気持ちで引っ張り上げなければ』
という使命感です
カウンセリングにはそういうこちらが気持ちを持っていなければ、相談者には全然
伝わらないのです
それもこれも、カウンセリングは商談でもなければ打ち合わせでもないのです
カウンセリングは
‘人命救助‘
なのです
溺れかかっている人を見つけて、放置する人なんていないのです
そういう意味では、人として当然すべき事です
しかし、実際に溺れているのとは違って周りからはわからないのです
しかし、相談者は間違いなく心の中で溺れているのです
それを発見して一刻も早く対処するのがカウンセリングです
カウンセリングをよく傾聴からという人はいます
それは間違いではありませんが、結局聞くだけ聞いて
『あなたの納得するように頑張ればいい』
とだけ言うカウンセラーは少なくないのです
それは溺れている事をわかっていない、もしくはわかってけど助ける方法を知らない
人です
そんな馬鹿な事はないのです
それを勉強してこれをやるべきという事をアドバイスしてあげなければ、何も進まない
のです
そこにただ聞いているだけでは、何のために会っているのか、人を助ける使命感はない
のかという事です
相談者を救うという意識がなければカウンセラーは務まらないのです
その意識が相談者に伝わらなければカウンセラーと名乗ってはいけないのです
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