公開日 2018年5月19日 最終更新日 2021年3月1日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者とお話ししている
中で、私がいつも感じる事がいくつかあります
それは多くの相談者に共通しているものです
それは
‘優しさは十分‘
という事と
‘強さ丈夫さが足りない‘
という事です
しかし、相談者は
『私が夫に優しくなかったから不倫に走ってしまったかも』
『私がもっと夫を大事にしていればこんな事にはなっていなかったかも』
『私は夫をわかってあげていなかった』
という言葉が出てきます
それは私がもう十分あるからいらないと感じている事と真逆なのです
それはなぜか
相談者は優しさが足りないと思う原因が
『お前がもっと俺を大事にしていればこんな事にはならなかった』
『お前は俺に優しくなかっただろう』
『俺がどんな思いでいたかわかるか』
という夫の被害者的な言葉です
そのアホな言葉に自分が加害者という事を自分で認定しているのです
夫婦の中で意図的に立場を逆転させている夫の言葉に、相談者もすっかり自分の優しさが
足りないという勘違いをさせられているのです
確かに日常の夫婦で自分がやさしくないという場面は心当たりもあるはずです
例えば育児に忙しいとか、仕事に追われてとか、体調が悪い年月が続くとか、そういう時
には夫への関心が薄れてしまう事はままあるのです
しかし、それで夫が不倫をしていいという理屈は全くないのです
それをまるで夫は自分が被害者であるが如くの屁理屈にもならない言い分を続けます
そこに妻が弱ってしまっているのです
つまり、妻に必要なのは優しさではなく物事の本質を見抜く強さです
『私が優しくないかもしれなくても、あなたが不倫していいはずがない』
『不倫をしていい理由がどこにあるの』
『あなたが弱いから私のせいにしているのよ』
と、言い放つ強さがいるのです
そこに相談者に気付いてもらう事が私の役目です
なぜなら、不倫という犯罪を妻のせいにさせられていているなんて誰が見ても
‘おかしな夫婦‘
に映っているからです
被害者と加害者が逆転している夫婦に未来はないのです
夫を優しくしてあげていなかったという前に、夫の愚行を見過ごせるわけないという
‘妻の強さ‘
を出さなければいけないのです
また、その強さは一時的なものではいけない
死ぬまで持ち続けるために、自分が一度決意したら緩めない努力がいるのです
それを私の相談者は理解しるからこそ、ブス女にも夫にも毅然と対処した後にも自分の
強さを落とさないように、新しい相談者を励ます場面に参加するのです
『私の人生に必要なのは緩まない強さ丈夫さとわかっている』
という意識を持ち続けるのです
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