公開日 2018年7月3日 最終更新日 2021年3月13日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって夫が
どういう存在なのかという根本的な事を掘り下げる必要があります
日本という国はご存知の通り一夫一婦制です
他の国では今でも一夫多妻制の所もあるはずです
国によって婚姻制度は違いがあるわけで、我々ば日本のルールで夫婦を営んでいる
わけです
結婚があれば離婚にも国それぞれのルールがあるわけで、仮に結婚して不倫で離婚
の状況になると、カリフォルニア州では有責配偶者という概念はなく、どちらかの
申し出で半年後には自動的に離婚です
アメリカは国というよりも合衆国ですから、州によってルールが違うのです
それは日本人には考えられない制度です
そう考えてみると夫婦夫婦と言っても、日本という国の法律や制度の中で婚姻関係
を続けているわけです
日本の法律ではざっくりとしか夫婦の事を民法では決めていません
いわば最低の権利と義務につてだけ決めているのです
同居の義務、相続の権利等、本当に当たり前の事ばかりで、その他は当事者である
夫婦が二人で決めるわけです
姓をどうするか、どこに住むのか、お金の管理はどちらがするのか、家のローンの
名義はどちらにするか等、とにかく自分たちの考えで決めるのです
そういう日常的な事は当然のように決めるわけですが、何かトラブルが発生した時
アタフタして周りの夫婦の事を気にしてしまうのです
それが離婚であればなおさらです
これがカリフォルニアであれば、半年後うんもスンもなく離婚になる事を考えれば
自分ができる事があると思うはずです
それもこれも、日本の夫婦や夫の見方をしっかりと掘る事でわかってきます
日本では結婚は家と家のつながりです
昨今では結婚したらお互いの親族とは疎遠になるという事もありますが、それでも
結婚して自分の両親に関わりがないという事はない
なぜなら、墓石は
‘〇〇家之墓‘
と、家系で作っているのです
そういう事を考えると、夫は他人の家系の男ですから、考えも生き方も性別も全く
違う人間です
そこに何かしら共通項を作りたい自分がいます
『私の事を何でもわかってくれるはず』
『私は夫の事は理解している』
という根拠のない自信を持つ事をやめるのです
日本の婚姻制度では、夫が不倫してすぐに離婚できるなんて制定していません
トラブルが起こった時に、自分の過信が崩れてでアタフタしているのを日本の法律
が守ってくれているのです
日本にはそういう、勘違いや思い込みを込みを直す猶予があって夫婦を続ける権利
があるのです
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